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多摩ニュータウンタイムズについて
多摩ニュータウンの入居開始を控えた1969年、新しい街の地方紙(地方新聞)として創刊し、以来、多摩ニュータウン及びその周辺地域(多摩市、八王子市、稲城市)の皆様に最新ニュースや生活情報などを提供してまいりました。今日まで読者の方々をはじめ皆様からのご支援を頂き、おかげさまで創刊40周年を迎えました。 今後ともご愛読を賜りますようお願い申し上げます。 配布エリア:多摩ニュータウンの全域(多摩市、八王子市、稲城市)

多摩ニュータウンタイムズ

小池佳寿美さん、多摩で初めての個展

 多摩市貝取のコーヒーショップ「白樺」で5月25日~6月13日迄、小池佳寿美さんの絵画展が開かれた。竹ペンとアクリル絵の具で彩色する独特の技法で、見過ごしがちな小さな出来事をやさしい視点で捉え、澄んだ色彩とリズミカルな線で鮮やかに描き出す。
 小池さんの絵には物語がある。…フランスの街かどで、通りかかった午後の公園で、女友達のアパルトマンで…人、物、場所、動物たち、出会いのひとつひとつが一期一会の物語。
 小池さんは東京音楽大学ピアノ科卒。1983年日仏現代美術展入選、93年南仏エクサン・プロヴァンス個展、94年南仏「コンクール・サロン・ド・プラスティク」入賞。96年以来日本橋三越、新宿伊勢丹などで定期的に個展を開催し、今、一番絵が売れる女流画家として評価が高い。またモナコ公国王立モンテカルロバレエ団の日本人ソリストとして世界的に注目を集めている小池ミモザさんの母でもある。今回多摩で初めて個展を開いたわけは「地域の人と絵の楽しさを分かち合えたら、と地域デビューしました」と笑う小池さん。 100701号掲載 

ここで… 忘れられない手作りの味 田村豆腐店(八王子市)

 「橋本の方からも買いに来る人がいてね。この辺はちょっと不便で、南大沢駅から出ているバスも本数はそんなにないのだけど」。手土産に、と地元の人が買って持って行った先で「美味しい!」とリピートで買いに来る人がいる。バスを待たず歩く人もいる。
 そんな忘れられない味が生まれる田村豆腐店を訪ねた。野猿街道の旧道にある店は、田村馨(かおる)さん、スミエさん、ご長男の家族経営だ。「ここに来た32年前は、周りは田んぼ、裏は竹林だけだった」というだけあって、今も静かな住宅街だ。正直ちょっと見つけにくい。
 大豆は全て佐賀県産の「ふくゆたか」を使用、水は70m掘った地下水をくみ上げている。防腐剤は使わない。「暖かいところで作る大豆は甘みが多いんですよ」。寄せ豆腐は水にさらさず、にがりで寄せるだけ。「何も足さずに食べてみて」と言われるまま口に入れると、弾力がありながらもふわりと溶け、香りと甘みが豊かに広がる。 
 卸し先は市内の給食センターだ。価格競争や給食費未払いなど取り巻く状況が厳しい中、美味しいものを食べさせてあげたいと願う栄養士さんと連携し、地元の味を届けている。もちろん豆腐だけでなく油揚げ、豆乳、おから等々。お孫さんも豆腐が大好き。「僕は木綿がいいなあ」と家庭の味に大満足だ。
 馨さんはもともとサラリーマン。脱サラして、当時多摩市にあった豆腐店に弟子入りし、昭和53年に現在の場所に店を構えた。早朝4時起きで、日曜日以外、毎日豆腐を作る。「だって新しいものを食べてもらいたいでしょ」。
 これからの時季、食欲が落ちるが、冷たいものが食べたくなったらタンパク質たっぷりの豆腐はいかがだろうか?冷奴も良いが、温めるなら最初に片栗粉を一つまみ入れるのが秘訣と伺った。煮込んでもスが入らないのだそうだ。
◇住所 八王子市上柚木282・6(多摩センター方面からの場合「上柚木会館入り口」の信号右折) ℡042(676)7339◇日祝日休み18時半迄営業 ※来店の際は保冷バッグ等の持参をお勧めします。 100701号掲載

あっぱれ黒田選手 日本王座へ王手!

 稲城市生まれの“明日のチャンピオン”日本ライト・フライ級第5位の黒田雅之選手(川崎新田ジム)が、6月18日ボクシングの“メッカ”、後楽園ホールのリングに登場した。今回の対戦者は日本同級第1位の滝沢卓選手(タキザワジム)で、インターハイ3位の実績をもつ強豪だ。今回の試合の勝者は11月に予定されている日本王座へのトップ・コンテンダーになる、サバイバル戦だ。激しい主導権争いの中で始まった試合は、1R早々に波乱が起きた。黒田選手の左フックがクリーン・ヒットし、滝沢選手が大きく、ぐらついた。あわやKOのシーンだった。その後も、終始、攻勢に出て、相手選手に反撃の隙を与えず、5~6ポイントの大差で17勝目を完勝し、日本王座に王手をかけた。リング上で「勝者!黒田!」がレフリーより“コール”された黒田選手の表情には既に王者の風格が漂っていた。(下野陽一)
100701号掲載

訃報 川井孝さん

 多摩市の有形民俗文化財に指定されている「川井家の枝垂れ桜」の川井家当主、川井孝さんが6月18日、逝去された。
 鶴牧西公園の隣にある川井家の庭の枝垂れ桜は、その姿からイトザクラとも呼ばれ、樹齢およそ200年、高さ17.5m、幹周り約3.5m。桜の季節には写真愛好家を始め、その威容を愛でる人達が市内外から大勢訪れ、多摩の観光スポットとなっている。
 「毎年楽しみに観に来てくれるのだから」と丹精し、草を刈り、桜を見守ってきた川井孝さん。享年79歳。枝垂れ桜は来春も観られるだろうか。100701号掲載

夏休みイベント情報~こどもの国~

  自然を思いっきり体験しませんか(入園料のみ、雨天中止)。
【夏休み昆虫教室】
昆虫の生態を観察します
▽7月25日(日)・8月1日(日) ▽集合11時 ▽定員60名 ▽場所 野外炊事場
【セミの羽化とカラスウリの花観察会】
 神秘的なセミの羽化、レースのようなカラスウリの花。夕暮れのこどもの国を楽しみましょう。
▽7月25日(日)・8月1日(日) ▽集合18時半 ▽終了20時頃予定 ▽定員120名 ▽場所 多目的広場
■事前電話予約
7月2日(金)9時~受付開始 ℡045(961)2111  100701号掲載

新規採用職員、研修で土嚢づくり(稲城市)

 災害発生時の市の活動態勢を学び、職員としてどのように行動すべきかを習得、更に防災意識を高めようと、6月7日、水害時に溢れ出る水をせき止めるための“土嚢(どのう)”を実際に作る稲城市新規採用職員たちの防災研修が行われた。
 女性10名を含む31名の新人職員たちが作業着姿で型枠に装着された袋の中に15㎏~20㎏の土を詰めていく。土は区画整理で出た土に多摩川衛生組合の焼却炉に溜まるスラグを混ぜたもの。太陽が照りつける下、額に汗を滲ませ目標の千個を作ろうと作業が続いた。「同期の皆さんと協力出来て楽しい!」と環境課の関根菜々子さん。研修には防犯パトロールも予定されている。稲城市役所の雰囲気の良さはこんな研修が元になっているようだ。 100701号掲載

唐木田物語より④ 横倉鋭之助著

上落合バス停付近からの棚原山、山頂にお伊勢ノ森があった。今は山そのものがなくなり、小田急の倉庫になっている。煙突は清掃工場(昭和51年頃)

◆明治大正昭和(1)
 慶応4年(1868年)の鳥羽伏見に始まり翌年の函館に終る戊辰戦争により江戸幕府は倒れ、江戸も東京へと変わっていく。
 明治4年の廃藩置県で多摩は神奈川県に属するようになる。次いで明治22年の市町村制の施行で落合等旧八ケ村と百草・落川の飛び地が合併して多摩村が誕生した。明治26年に東京府は水源確保のため三多摩を東京府に編入し、昭和18年に東京都となる。唐木田は落合の一部を構成し「東京都南多摩郡多摩村落合字唐木田」であった。
 当地の小字名として「土橋(土橋)・李久保(すももくぼ)・榎戸(えのきど)・樋口(とよぐち)・棚原(たなばら)」があった。今は一部が公園の名前として残っている。また、「所名」と云った古い歴史や謂れのある伝承地名があったが、次第に忘れ去られていくのは淋しい。以下に思い出す「所名」を記すので、その伝承や謂れを想像して見るのも面白いかもしれない。ただ、今その場所に行っても、昔の面影が残っているところは殆どない。「影取池・大びゃく谷戸・あら田・池田・三百田・狼谷・堂ノ山・砦山・厳耕地(源剛寺)・山王塚・お伊勢ノ森」。
 明治3年に県役所に提出された旧落合村の住民録に拠ると、当時はまだ江戸時代の5人組の組織が生きており、唐木田は14戸で、中組の1戸を入れ3組となっている。これには「古澤・高村・横倉」の3姓で75名の名前が記されている。その後、明治年間には分家7戸、転出1戸があり、大正元年の総戸数は20戸となり、昭和元年も20戸人口136名となっている。
 往時には「家名(いえな)」があり、その家の歴史や成り立ち、職業などから付けられ、唐木田には「トリヤ・タネヤ・ニヤ・カサ・ドウキン・ウエ・ミセ・タバコヤ・アラタ・ニシ・シンヤ・ヨリヤ・インキョ」といった「家名」があった。 100701号掲載

自活健康体操で、心も体も元気にリフレッシュ

 音楽にあわせ、いすやボールを使って、無理なく楽しく。自活健康体操を体験してみませんか?高齢の方や運動が苦手な方にも工夫された一人ひとりの自立度にあわせて体操です。◇日時 6月19日(土)10:00~12:00 ◇会場 長房市民センター体育室 ◇講師 自活健康体操クラブ 合津智英子代表 ◇服装 動きやすい服装・運動靴 ◇持物 フェイスタオル・バスタオル・飲料水 ◇参加費無料 ◇定員 30名(先着順) ◇主催 八王子市市民活動支援センター ℡042-646-1577 FAX042-646-1587 E-mail npo802@shiencenter-hachioji.org

高齢者の多様な生き方を支援  高齢者住宅とケア付きの泊まり施設を計画

聖ヶ丘施設の建設予定図(イメージ)

 「多摩市のニュータウン地域にサテライト型の高齢者住宅とケアサービス付き宿泊施設をつくり、生活支援サービス拠点とする」。この事業計画は国土交通省が公募する「平成21年度高齢者居住安定化モデル事業」第2回に提案され、採択された。(財)健康・生きがい開発財団(厚生労働省所管)、(社)コミュニティネットワーク協会と(株)コミュニティネットの共同提案によるもの。
 聖ヶ丘コミュニティセンター隣接地を(株)コミュニティネットがUR都市機構から既に購入し、建設・運営も同社があたる。3区2200㎡の土地に4階建て、住宅数約70戸の住宅型有料老人ホームの建設を予定している。建物1階には小規模多機能施設とグループホームを計画(多摩市と協議中)、多目的室やコミュニティキッチンもつくり、住民と地域の人たちが交流できる場とする。今秋着工し、来年春の竣工を予定している。
 同協会では定期的に高齢者住宅に関するセミナーや見学会などを行い、コミュニティのある暮らしを提案している。昨年10月に開設した神戸の適合高齢者専用賃貸住宅は、開設前から入居希望者とスタッフが定期的に勉強会を実施し、運営や設備、仕組みについて意見を出し合ってきた。ニーズから施設を作り上げていく参加型の形態は住民のコミュニティ作りにもつながった。聖ヶ丘の高齢者住宅についても、参加者を募り定期的にセミナーや勉強会を開き、住み方などについて意見交換を重ねていく。「ホームをケアの拠点とし、地域の医療機関と連携。医療・介護・福祉ケアサービスのネットワーク化で、コミュニティに『地域包括ケアシステム』をつくる取り組みを行います」と協会広報室の清水敦子さん。
 また高齢者が入院して退院した後、日常生活に戻れるまでの支援を行う泊まり機能を持ったサービス付複合施設の開設については、現在多摩市内で建設地を検討中である。
◆多摩で100年コミュニティをつくる会 聖ヶ丘・第2回セミナー「―在宅医療の歩み―『最期は畳の上で死にたいに応えて』」講師 天本宏氏(医療法人財団 天翁会理事長、他)◇6月12日(土)14時~16時◇参加費 無料◇会場 パルテノン多摩第一会議室◇問合せ フリーダイアル0120(452)453 (社)コミュニティネットワーク協会

多摩市の高齢者の実態

 多摩市の高齢化率は平成17年1月には15.1%となり高齢社会へ、21年1月19.2%、22年5月現在は20.5%。日本全体の高齢化率は21年10月現在22.7%で多摩市は国を下回る。しかし推計では23年に高齢化率21・3%の超高齢社会に進展。国を上回る速度で進行し、31年には国の高齢化率を超える30.2%になると予想される。
 平成19年に65歳以上の在宅市民を対象に多摩市が行った高齢者実態調査によると、主観的に健康と答えた人が76.6%、91.6%が隣近所に一人で外出し、61・5%の人がほぼ毎日外出していることから、元気で活動的な高齢者の姿が想像される。また2人世帯が約半数で最も多く、一人で暮らす高齢者は15%。集合住宅に住む人は57.5%で、その内64%がエレベーターのない集合住宅。一人暮らし世帯の見守り、住宅問題は大きな課題である。市が充実させるべき高齢者施策として、41%が「一人暮らし高齢者の見守り・安否確認活動」とし、次いで「認知症の方及び介護する家族の支援」「福祉相談の充実」が挙げられた。 100601号掲載

脚下照顧

 サンリオピューロランドに訪れるアジアからの観光客がますます増えそうだ。来月から中国人向けの個人観光ビザの要件が緩和され、発給対象者はこれまでの10倍、4000万人以上になるという。これからは国内の観光地、どこへ行ってもこれまで以上に中国語を見聞きするようになるだろう。観光立国で経済効果を狙う日本は、北京からたったの約4時間のところにあるのだから、来てもらって、たくさん買い物をしてもらわなくてはならない。通訳や案内板、お土産品、オプショナルツアーなどの需要が見込まれる。また、これまでもっぱら『海外』に出ることだけを考えてきた多くの日本人に、これからは異文化からやってくる観光客を受け入れる寛容さを求められるだろう。日本有数の観光地に住む知人は、通勤時に観光客でごった返す駅を通るたびにうんざりするという。好奇心いっぱいの観光客は日常の中に、平気でビデオカメラを向けると怒っていた。強い円を握った傍若無人な日本人観光客と揶揄されつつ、世界を見てまわったバブル景気世代としては思い当たることが多く、冷や汗が流れる。しかし、旅先で見る『日常』はとても興味深い。ローマの洗濯物の干し方、ロンドンの横断歩道の渡り方、ケニア女性の頭上の荷物は珍しかった。築地の魚市場しかり、旅行者は意外なものを喜ぶ。電車の居眠りが面白いと外国人から聞いたこともある。キティちゃんの故郷、多摩センターの人は、みんな幸せそうで親切だった、という評判をつくろうか。(小鳥田晶子)  100601号掲載

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