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カテゴリー別アーカイブ: 【連載】多摩ニュータウン
【30】雑木林が住宅地や大学に
多摩ニュータウンができた理由の一つに、多摩丘陵一帯が広大な雑木林であったことをあげることができる。 その雑木林は「薪炭林」とも呼ばれていた。 江戸東京の人々の生活になくてはならない台所の燃料や暖房用の薪、炭を生産し、供給 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
多摩ニュータウン(29) 沢庵の美味しい季節 横倉舜三
一月も十五日を過ぎると正月気分は全く無くなってしまう。十五、十六日の小正月も、成人式の日取りが変わってしまったこともあってすっかり昔の面影は薄らいでしまった。 ある日の夕方「三越」の地下食品売り場を歩いていると…(こ … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【28】十五夜と「すすき」
中秋の名月と言われる十五夜のお月見の頃は、最も気候の良い季節である。 縁側に小さな机を出して、すすきの穂や女郎花、ワレモコウの花などを一升徳利に飾り、お団子や酒饅頭、柿や栗、梨などお月さまに因んで丸い果物や野菜をお供え … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【27】妻子が待つマイホームに
住民がピストン輸送
諏訪、永山地区に入居第一陣を迎えて1年が経った昭和47年3月頃、京王相模原線や小田急多摩線の鉄道工事は始まっていたものの住民の足の問題が解決したわけではなかった。 当時ニュータウンは、京王線聖蹟桜ヶ丘駅と小田急線鶴川駅 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【26】“しきたり”の消えた社会〈1〉
多摩丘陵に根づいていた養蚕という一大産業。生糸や織物の生産地であったり集積地であった八王子とその周辺地域は、養蚕がもたらした賑わいで活気に満ちていた。 ところが戦争が長期化したため生糸の輸出が伸び悩み、戦後になると徐々 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【25】五百年を生きぬいたヒイラギの古木
500年もの間人々と共に生きつづけてきた落合の小泉家裏の「ヒイラギの大木」。多摩ニュータウンの開発によって、京王相模原線の計画路線内に入ってしまった。 にわかに「鉄道」か「ヒイラギ」かで大きく注目されることになった。地 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【24】「アニメの舞台に…」
平成5年12月、突然『平成狸合戦ぽんぽこ』のビデオテープが届いた。このアニメ映画のプロデューサーである鈴木敏夫さんからだった。 そういえば以前「多摩のタヌキについて話を聞きたい」と、スタジオジブリ取締役制作部長でもある … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【23】開発前史「養蚕」
せっかく育ててきた蚕(かいこ)も、繭(まゆ)になる間際に餌にする桑が不足したり、逆に人手が足りなくて桑が余ったりする農家が出てくる。そうした農家を結びつける桑の市が数日間立つ。多摩では乞田の増田商店や東寺方の森沢商店、 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【22】開発に至る経緯
養蚕という主産業をなくし、近郊農業への転換を図るも、猫の額のような畑や山間の田んぼでの、人の背中に頼る農業を一朝一夕に変えることはできず戸惑いの中にあっても、ある者は酪農、養豚、養鶏へとそれぞれが新しい取り組みに動いて … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【21】開発前史 開発のきっかけ(ニ)
戦後経済発展の原動力となっていた人たちや、輸出産業の担い手として活躍していた人たちの住む場所を確保するためだと言うのだから、反対するわけにもいかず困ってしまったのです。 同じ頃、千葉の成田空港建設では、地権者が命を懸 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【20】開発前史 開発のきっかけ(一)
昭和三十年代に入って安保闘争の学生、労働者たちによる反体制運動の盛り上がりによって当時の池田内閣は所得倍増計画を打ち出し、国民の不満解消を図り、高度経済成長時代に突入した。家庭電気産業、自動車産業、コンピューターなどの大 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【19】新住事業に都が動き出す②
由木の地主さんの中には売買代金から新たな事業に気前良く投資している人たちも見かけた。用地買収に当たった都の職員はある時、京都で芸者を挙げて遊んでいる人を見かけた。その人がなんと由木の地主さんだったりしたので全く驚いたとい … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【18】新住事業に都が動き出す①
「北条おまえ多摩の開発を考えろ」と三十八年ころ東京都首都整備局の山田局長から指名された。当時都の職員であった北条晃敬さんは一人では何も出来ない、相談相手のような人が欲しいと話したところ、いいから一人で始めろと言われて手 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【17】その時多摩は動いた(9)
多摩丘陵の広大な用地を取りまとめるという大事業により、多摩ニュータウンの基盤とも言うべきその用地が確保され、奇 跡の買収とまで言われたのは、偏にそこに昔から住み、営々と農業を続けてきた人々の深い理解と協力という大きな力 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【16】その時多摩は動いた(8)
多摩ニュータウンの用地代金が最初に公団に代わって支払われたのは昭和三十八年十二月八日であった。日本が二十三年前の真珠湾攻撃 によって、米英に宣戦を布告し、大東亜戦争に突入したのがその日なのだ。何かのはじまりのような予感 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【15】その時多摩は動いた(7)
多くの人が関わる仕事を手掛けるときには命がけでなければならないということを身をもって体験することにな った。 この広大な用地を取りまとめるという大事業は、自分のことだけを考えたり真実を明かさず儲けようなどという姑息な … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【14】その時多摩は動いた(6)
このころの私は、親戚や知人、地域の人たちから異端児扱いされるという苦しい状況におかれていた。 それもそのはず用地の買収交渉は、やがて三年にもなろうとしているというのに開発の当事者さえ決まっていない。 地主さんたちへの … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【13】その時多摩は動いた(5)
二人は靖国神社の拝殿に並び、百円玉を賽銭箱に投げ入れお参りを済ませた。 その時何を祈ったのかは忘れてしまったが、二人はそれぞれの思いで手を合わせたのだった。 とにかく、正月なんだから記念の写真を撮ろうということになり … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【12】その時多摩は動いた(4)
小金井市の開発会社小泉社長の持ちかけた東京都との話し合いはその後具体的な進展は見せなかった。一方木崎物産㈱の木崎社長から進められていた住宅公団による大規模住宅団地の買収計画の意向を確かめる必要があった。 木崎社長と南 … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン
【11】その時多摩は動いた(3)
小泉社長との会談は、私たちが日頃から馴染みにしていた分倍河原の高倉荘という料理屋だった。 その席で小泉氏は「東京都が大阪の千里ニュータウンをしのぐ、世界にも誇る一大住宅団地の構想を持っていて、それを進めようとしている … 続きを読む
カテゴリー: 【連載】多摩ニュータウン

