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明日を拓く トランペットに夢をのせて 徳辰徳さん(21歳)
- 2009-11-01 (日)
- 明日を拓く

徳 辰範さん(21歳)
胸元にゆれるトランペットのマウスピースのペンダント。トランペットが好きだ。華やかで明るい音が魅力のトランペット、管弦楽、吹奏楽、ジャズ、オーケストラでもキラリ輝く花形の楽器。
徳辰範さん(21歳)がトランペットに出会ったのは小学生の頃。一目でこの楽器に魅かれた。小さい頃からいろんな習い事をしていた、サッカー、合気道、ブラスバンド、部活でバスケットも。辰範さんがやりたいと言うことはいつも両親が応援してくれた。高校で吹奏楽部に。一番やりたいことがハッキリした。「トランペッターになる。音楽以外人生は考えられない」と芸大進学を目指した。
2浪の後、個人レッスンを受けていた先生のいる昭和音楽大学に入学。トランペットと一心同体の日々、ほとんど学校で閉館時間まで練習を続け、自宅では隣接するお祖父さんの家で練習。多摩川の河原に出かけることも。今はトランペット一筋、恋もお預けだ。
音楽だけでなく社会にも目を向け、経験できることはトライする。平成21年多摩市成人式の実行委員会副委員長を引き受けた。その経験から、当紙創刊40周年記念「シネマ&トーク」で20代の若者が見た多摩ニュータウンを語った。会場を訪れた人からもっと徳さんの話を聞きたかったという感想をいただいたほど好感をもって受け止められた。音楽演奏で多摩市の数々のイベントに参加、施設に慰問も。そうした体験から、生まれ育った多摩が誇れる街であってほしいと思う。また音楽の楽しさをより多くの人と分かち合いたいと願っている。
「新日本フィル」に入ることが夢。大学では教職もとっている、オーケストラに入れなくとも子供たちに音楽を教えることも素晴らしい、徳さんの夢はトランペットの音色のように高らかで明るい。 091101号掲載
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明日を拓く 越智英輔さん 映像を創り番組を作る
- 2009-10-01 (木)
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多摩ニュータウンタイムズが創刊40周年記念事業として10月3日・永山公民館ベルブホールで上映する映画『永山ウーマンライフ』の制作スタッフとしてプロデューサーを務めたのが越智英輔さん(25歳)。
この映画は越智さんたちが学んだ日本映画学校(川崎市麻生区)の卒業制作作品として撮ったもの。多摩ニュータウン初期に入居し、子育てをしながら社会参加を模索し、地域で福祉のボランティアをライフワークにした一人の主婦の生き方を捉えたドキュメンタリー。スタッフの守谷徳子さん、蓼原大介さん、村上泰信さんの4人は昨年7月から12月まで多摩に通い詰めた。当初は世界最速の多摩市で老人問題・独居、孤独死をテーマにと考えていたところ永山福祉亭に行き着いたという。多摩に来始めた頃は若い人を見かけずさみしい街、という印象だったが、次第に元気な高齢者が元気に活動出来る街、だと知る。
越智さんたちの母校・日本映画学校は故今村昌平監督が1975年に開校した「横浜放送映画専門学院」が前身。86年新百合ヶ丘に移転「日本映画学校」となる。理念は「自己をも含めた人間観察の場」。
現在、校長は映画評論家の佐藤忠男氏。講師陣も錚々たる映画監督、脚本家。輩出した人材は映像の世界のみならず、俳優、お笑いタレントも数多い。2011年には大学となる予定。
越智さんはクリエイティブな仕事に就きたいと、大学を中退し日本映画学校に入り直した。今年卒業、現在テレビの制作会社でAD。小道具の仕込みやロケ現場の手配まで学校とは比べられないスピードで仕事をこなす事が要求される。徹夜になることもしばしば。そうした仕事の中にも自分の感性を活かす事が出来る手ごたえを実感している。
「将来はディレクターをめざしている、テレビは見せたいものが観てもらえる。アンテナを拡げどんなジャンルでもチャレンジして行きたい」。日本映画学校で学んだすべての理論や体験をもとに越智さんの実践は始まったばかりだ。091001号掲載
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明日を拓く 森久保 康さん 「育てられ、育てることを」
- 2009-09-01 (火)
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多摩市乞田で、通称“新店”と呼ばれる酒店「森久保」を継ぎ4代目となった森久保康さん(34歳)。
小さい頃、店を切盛りする両親に代わり、祖父から店で仕事をする人が働き易いようにダンボールの扱いひとつにも心配りが必要なこと等を教わり、祖母に伴われお不動様にお参りする度、護摩木に心願を書くようにと言われた。自分の心を理解するためだったのかも、と述懐する。祖父母からは人との向き合い方を教わった。幼な心に、自分が店を継ぐのだと得心。小学4年の作文に書いている。
高校を卒業後パソコンの専門学校に進学、将来どんな業種でも必要なツールだと考えたから。ここを卒業すると、大阪にある酒の専門学校へ。日本酒から洋酒に至る知識の習得に加え、実習では地域の酒店に派遣され丁稚同様に働き経営者としてのノウハウを学ぶ。震災の翌年のことで復興に燃える関西人のパワーに触れ、接客法を学んだことは貴重な体験だった。
近年、大型量販店の進出で個人経営の商店は存続の危機に瀕している。酒のチェーン店に加盟したが、いま一つ。店の展開をどうする…家族で模索する日々。スポーツバーはどうだろう、とニューヨークまで勉強にも出かけたが結局コンビニに行き着く。そのためにはと現在の乞田交差点の角に出店。24時間稼働するコンビニはアルバイトの若者の働きに負うところが大きい。しかし彼らに家族的な待遇を心掛ければかけるほど、その配慮に甘んじてしまう。立場を明確にし、一線を画することを苦渋の中で学んだ。若い人を育てなければ…。バイトで学んだことが将来役に立つように、社会に出て通用する人に育てたい。その思いは市の青少年問題協議会会長会第3地区委員会委員としての活動につながった。職場・地域の教育力、子どもときちんと向き合うことの重要性・楽しさを知る。
小学生の子どもを持つ父として、人を育てる仕事に携わりたいと学習塾の経営も手掛けることに。「関塾」の、経営者は単なる経営者ではなく、“ティーチャー=ドクター”というコンセプトに共感出来たから。
「学習面の向上だけでなく、将来子どもたちの人生に役に立つことを教えていけたら」と。自分が暖かい家庭で育てられてきたことに感謝し、未来を担う子どもたちにも愛情をかけていきたい。偏差値一辺倒でなく人情味溢れる塾は、小田急線「はるひ野」駅前にオープンした。 090901号掲載
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明日を拓く 稲城から二人の宝ジェンヌ
- 2009-08-01 (土)
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宝塚劇場にて、七生眞希さん(左)と朝央れんさん
東京・宝塚劇場。6月5日から7月5日、宙組公演、ミュージカル・ロマン『薔薇に降る雨』・ロマンチック・レビュー『Amоurそれは…』が上演された。
宙組85名の中に稲城市出身の朝央れんさんと七生眞希さん。95期生の新人として華やかな宝塚スターへの一歩を踏み出した。
『宝塚歌劇』は阪急電鉄創立者・小林一三翁により創られ「清く・正しく・美しく」を理想に、宝塚音楽学校で舞台に必要な技術や礼儀作法を学び卒業した者のみ入団出来る宝塚歌劇団。20人に一人の難関を突破し憧れの舞台に立つことが出来た朝央れんさんと七生眞希さんは奇しくも同じ稲城市出身で、共に宙組・男役に配属となった。稲城から2人の宝ジェンヌ!これは是非とも取材を!ということで東京宝塚劇場に!
記者の前に現れたお2人は、足はすらりと長く、小顔でキュート、抜群のプロポーション、デビューしたばかりというのにスターのオーラが漂う。月並みですが“志望の動機は?”
朝央さん「友人が貸してくれたVTRを観て宝塚に憧れ、小学校から習っていたバレーに加え歌のレッスンを。高校一年で中退し受験」七生さんは「モダンバレーを小学校から。高校の時進路を考えた時、ダンスの先輩が宝塚に入っていたのがキッカケ」。“辛いことは?”「先輩はやさしいし、同期とは楽しくやってます。ハードなレッスンもみんなで高め合って、大劇場での初舞台は貴重な経験でした」と口を揃えニッコリ。記者は規律の厳しさとか、先輩のしごきの話を思っていたのですが杞憂でした。
“今後は?”「夢を叶えられなかった19人の為にも頑張り続けなくては。爽やかな男役になれたら」と朝生さん。七生さんは「踊りが好き、好きなことが仕事になり幸せ。自分が楽しめ、お客さまにも幸せな気持ちになってほしい、お客さまの笑顔をみるとテンションが上がります」。
宝塚歌劇は今年95周年を迎えた。他のレビュー劇団が活動を停止していく中、長年に亘り不動の人気を集める宝塚、まばゆい衣装とフェアリーなダンサー、華やかで品位のあるレビューは世代を超えて支持されている。2人が入団した今年、宙組のトップスター大和悠河(男役)と陽月華(娘役)が去った。稲城出身の朝央れん、七生眞希がいつかトップスターとなる日が来るよう応援していきたい。「ゴージャスな夢の世界を大劇場で楽しんで下さい」2人からのメッセージでした。 090801号掲載
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明日を拓く 老人介護施設に情熱を注ぐ 秋山順子さん(八王子)
- 2009-07-01 (水)
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孫の気持ちで接しています
老人介護施設の事務長を務める秋山順子さん(28)。大学は建築を専攻、設備関係の会社に就職しマンションの給排水や空調施工・管理等の仕事をしていた。1年後、伯母・両親と高齢者施設を作ろうと全く専門外の分野へ転身することに。ヘルパー2級の資格を取り介護の先進国スウェーデン、デンマークに施設の勉強に出かけた。夜勤やグループホームの体験もし、認知症と一言で言ってもアルツハイマーと前頭葉系の人では症状や行動に違いがあると知る。メモを取りまくり、学ぶべきことの多さに慨嘆もした。高齢者を預かる仕事、「出来るだろうか」。しかし、思い出した。民謡を一緒に習った大好きな祖母が高齢になり介護が必要となった時、寝室を自ら望んで共にし、介護した日のことを。夜中のトイレに付き合い、排泄物の処理も苦にならなかった。深夜に動きまわる祖母のため、就寝する時には祖母の車イスに紐を結び自分の手に括りつけて休んだ日々。社会人になり仕事に追われ体力的にも辛くなってきた時、回りから「充分やったんだからもういいよ」と言われ、やむなく祖母を施設に預けることに。「仕方ない、ごめんね」不本意ながら施設に預ける家族の心情を誰よりも私は理解出来る。施設での祖母の様子を見て「これで良かった」と安堵した。24時間365日続く介護は家族だけでは頑張り切れない、スタッフと環境が整った施設でこそお互いに安心の介護が出来る。
納得のいく施設を作りたい。施設を見学して回り、平成18年、生まれ育った大塚に介護付き有料老人ホームを開園した。心豊かに過ごしてもらいたいとの心遣いが随所に溢れ、「ここなら入れたい」「入りたい」の理想を見事に実現させた施設を作り上げた。「利用者個々の事情に細やかに対応出来るためにスタッフの連携を大事にしています。終の棲家としての場所だから明日があると思わず、今日出来ることをしてあげる、人生経験豊かな高齢の方々から教えられることが多く、孫の気持ちで接しています」と順子さん。
かつて、縁側でお茶のみが出来た地域コミュニティを再現させたい、と施設を開放し地域密着型のホームづくりに奔走している。 090701号掲載
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明日を拓く 畳店を継ぐ重田邦彦さん(多摩市)
- 2009-06-01 (月)
- 明日を拓く
重田邦彦さん(41歳)、多摩市鶴牧商店街にある重田畳店の3代目だ。店は杉並・高円寺で創業。昭和19年多摩村関戸に疎開で移り住み、父久男さんと伯父さんが開業。その後落合から3年前に鶴牧商店街に。
邦彦さんは中央大学卒業後パソコンソフトの卸会社に就職、暇をみつけて父の店の顧客名簿の整理を手伝い、固定客の多さに驚く。今も祖父の代からの顧客もいる。多摩には40畳の和室があるお宅もある。父の代で店を閉めたら顧客の皆様にご迷惑をかけることになるのでは…。和室が減り、フローリング全盛の今、畳の将来性に危惧もしていたが、日本の家に畳は不可欠な床材だと確信した。ハイテクからローテクの畳屋への転身に迷いはなかった。親子3代の畳店を継ぐ。
近年、畳は住宅業の下請けが主流、しかし一般家庭の仕事を再開拓し、畳の良さやメンテナンスを認知してもらいたいと地域密着にシフト。従来のお店のやり方に工夫を凝らす。畳はカーペットのようにお店に陳列されていて、見てすぐ分かり、さっと敷けばいいというものではない、価格や段取りに不安もある。そうした疑問を解決すること。人様の家の中に入る仕事なので、何より信用第一、誠実を心掛ける。これは3代・86年続く重田畳店の家訓としている。
「畳は古来日本で生まれ日本で育ってきた床材、日本の気候風土に合わせ湿気にも強い、畳床がしっかりしている限り畳表を張り替えるだけで長く使える。リサイクル出来るエコ床材です。二酸化窒素を吸収、部屋の空気を浄化し、畳表のイグサの匂いは心身をリラックスさせるアロマテラピー効果も」と現代の人に忘れられがちの畳の効用も説く。「畳敷きの和室は機能的、昼間はリビングや客間として、座布団を敷けば何人でも座れるし、夜は寝室にもなる。畳は吸音効果もあり心が落ち着き、集合住宅にも最適」と畳の良さを思い出させてくれる。重田畳店では、畳表は全て熊本・広島の国産品にこだわる。これも「畳の良さを実感し長く愛してほしい、畳の仕事はお客さんと長いお付き合いになるから」。
筆者も最近、畳表張替を依頼した。畳と夫(女房)は新しいほうがいい!は実感だったが、それ以上に邦彦さんたちのテキパキした仕事ぶり(数時間で作業が終わり戻って来た)とイグサの香りに負けない爽やかな対応がうれしかった。 090601号掲載
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明日を拓く~キックボクシングで育む 伊原道場稲城ジム~
- 2009-04-30 (木)
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ミットを打つ激しいキックの音、熱気が充満する道場、飛び散る汗がマットを濡らす。練習生やプロたちが黙々と練習メニューをこなす。稲城市矢野口にある「伊原道場稲城支部(栗芝貴会長)」。会長の栗芝さん(44歳)は21歳でプロデビユー、2年間無敗、7連続KОを果たし1988年内閣総理大臣杯、日本プロレススポーツ大賞新人賞に輝いた。日本フライ級第1位、26歳で引退。6年前に稲城に道場を開いた。「強い心と身体を育てることが主眼、初めから強さや根性は必要ないと思う。練習を積み重ねる事で強くなっていく。今の子どもたちには自信と勇気を持ってほしい、自分に自信のある子は他人を簡単に傷つけたりはしない」そんな栗芝会長の熱い思いの下、現在7名のプロと100名程のアマチュア・練習生が所属する。
5月3日、稲城総合体育館で伊原道場稲城ジム、ホワイトタイガージム主催、後援・東京スポーツ、内外タイムスの『KNОCK ОUT2』が開催される。伊原道場稲城ジムから、“エキシビションマッチ”に小学3年生の西岡怜英くん、中学2年の重森陽太くんはキックボクシングを始めて8年、しなやかなキックの連打に可能性を感じさせる。夢は大学生までにチャンピオンになる!こと。
“第3試合ライト級2回戦”に出場する松本憲幸さん(大学2年生)、中3から始めたキックボクシング、プロとして今回6回目の試合となる。得意技はローキック。「やるからにはチャンピオンベルトを見据えている。稲城での試合は緊張するが地元の人にいい試合を見せたい」と爽やかな笑顔。会長も「今の練習をキッチリやり、モチベーションを保っていけばベルトにも手が届く」と期待する。“第4試合フェザー級2回戦”に伊野康弘。“第5試合ウェルター級3回戦”には日本ウェルター級9位・隼侍。“第7試合フェザー級3回戦”に勝岡健。“第8試合ウェルター級3回戦”に渡辺健司。“セミファイナル”に菊池大介。伊原道場の選手が矢野口の道場で培った心と技、5月3日、その成果を見せる。 090501号掲載
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明日を拓く 目指すは世界大会、テニストーナメントプロ 宮村美紀さん
- 2009-03-01 (日)
- 明日を拓く
宮村美紀さん(23歳)、昨年早稲田大学を卒業後、プロ(ミヤムラテニス所属)に転向。切れのあるボレーと果敢なフォアハンド、バックのシングルハンドでトップスピンを打つ、今注目のテニスプレーヤーだ。
美紀さんはテニスプレーヤーとしては恵まれた環境に育った。父は宮村宏さん。多摩市南野の「ミヤムラテニススクール」代表で、学校教材のDVD等でそのレッスンを受けた人も多い。
しかし、美紀さんがテニスを始めたのはは中学2年になって。遅咲きの才能は大学で見事開花し、ユニバーシアード代表、全日本学生シングルス・ダブルスで優勝、さらに4年生の11月、主将として大学王座で団体優勝を飾った。奇しくもこの日、4日は美紀さんの誕生日、胴上げは何よりうれしいプレゼントだった。めざましい活躍を重ね、卒業式では小野梓記念賞、校友会からは稲魂賞を受賞、充実した大学生活を送った。卒業後の進路も各方面から誘いがあるなか、もっとランキングをあげてから、とミヤムラテニス契約プロとして世界を目指すことに。プロ1年目の昨年6月、有明国際オープンであの伊達選手とダブルスで対戦し勝利をおさめ、プロとして幸先の良さを印象づけた。今年2月オーストラリア国際トーナメントに出場、ダブルスで3位と善戦。
取材場所のミヤムラテニスセンターに自分で車を運転して現れた美紀さん、気さくな人柄とチャーミングな笑顔。「オフの時はスパに出かけます。岩盤浴なんか好きです」とニッコリ、今時のお嬢さんの素顔をのぞかせたが、試合の話になるとキリリ「プロになったからには、フェドカップに日の丸を背負って出たい。目標はやはりグランドスラム(全豪・全仏・ウインブルドン・全米オープン)。とりあえずは全米オープン予選に出ること」と話す。コーチでもあった父、宏さんは、「テニスを始めたのが遅く、その分伸びるのも遅い。“玉慣れ”し、これから伸びていってほしい。今年はメジャー大会に出場していく」。夢を継いで活躍する美紀さんに期待を寄せる。
3月9日、島津全日本室内テニス選手権大会に出場する予定だ。 090301号掲載
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明日を拓く 在来工法を継承する若き大工 小林智行さん(22)
- 2009-02-01 (日)
- 明日を拓く
不況は建築業界にも影を落とし戸建ての受注件数も激減する中、奮闘する工務店がある。稲城・押立にある高田工務店(高田良晃社長)。ここは大手のハウスメーカーの壁式工法(2×4)やセラミック工法・木質パネル住宅(プレハブ)と呼ばれる工法ではなく、柱と梁で建物を支える在来工法で行う。自然素材にこだわり、ハイブリッドソーラーで屋内を通年18℃に保つ“暖かいというより快適”空間を創造、顧客から高い満足度を得ている。
小林智行さん(22歳)、ただいま見習い修行中の大工さんだ。お父さんの政志さんは高田工務店で棟梁を務める。父の仕事を見て育った。在来軸組み工法は、一本一本が異なる木材の性質を読み取り手刻みで加工する。手間と熟練の技術を要するが木の油成分が経年変化して強度を増し、新建材では得られない独特の香りや風合いを醸す。柱や壁を外しやすくリフォームも可能、丈夫な家が作れる。用いられていた材木もリユース出来る。「法隆寺に代表される古代の日本建造物が今もしっかりと現存している。環境共生住宅、二百年住宅も自分の手で作り残せることが出来るかもしれない」。高校卒業後迷わず高田工務店に、父の仕事を継承すると決めた。
ハウスメーカーでは建材のほとんどは工場でプレカットされ、現場でパーツを組むだけだ。そんな仕事には満足出来ない。下小屋で木材と向き合いたい、切り損じたら台無しにしてしまう真剣勝負のプレッシャーと闘い大工仕事の全てを身体に叩き込ませ覚えていく。25歳迄にはある程度の仕事を任せて貰えるように、今は先輩達に指導を受け、仕事ぶりを盗む精進の日々。いつかは父に追いつき、誇りを持って「大工です」と言えるようになる。品質と技術で施主さんに喜んでもらえるそんな家づくりを目指している。 090201号掲載
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明日を拓く 「華のある噺家に」 三笑亭可龍さん
- 2008-12-01 (月)
- 明日を拓く

「…これが自分の生き方」
三笑亭可龍さん(30歳)、府中生まれ稲城育ち、多摩在住。高校3年の時、9代目三笑亭可楽師匠(落語芸術協会理事・多摩市在住)に弟子入り、平成13年二つ目昇進、3代目可龍を襲名したイケメン噺家。
「多摩落語寝床の会」が開催する“せいせき落語会”や“せきど落語会”矢の口幼稚園での“いなぎ弁天寄席”“向陽台寄席”などで地元ではすでにお馴染み。上野広小路亭、新宿末広亭、浅草演芸ホール、日本橋亭での高座にも。青い羽織にはライオンズマーク、大のライオンズファンなのだ。もちろん球団の許可は得ている。ビジュアル重視で着物はパステルカラー。出囃子は吉原雀、枕は今時ジョークを交ぜ、師匠譲りの確かな古典落語、新作もこなす。前座時代は師匠口伝で稽古をつけてもらい基本に忠実に。二つ目になればより多くのネタを仕込みオリジナリティも求められる。寄席では楽屋に入ってからネタ帳を見て決める。現在、ネタは50以上。
小三のときに落語好きのお父さんに連れられて行った寄席、以来、落語に魅せられ高校卒業翌日に入門。子どもの頃から親しんできた落語、着物を着るのも慣れていた、しかし弟子入りしてみれば稽古以外に、しきたり、所作など当たり前の苦労も。しかし苦労だと思ったことはない、好きで進んだ道、「仕事というよりこれは自分の行き方」明言する。長年、可龍さんを応援して来た「多摩落語寝床の会」の山田昇さんと斉藤仁志さん「上手くなりましたよ、多摩育ちの真打は目前」とうれしそう。
取材場所に現れた可龍さんは渋谷でも歩いていそうなイマドキなファッションでキマっていた。『落語ってカッコイイ世界だな』と思ってほしいから、それが落語の底辺拡大のためになると思っている。落語ファンの拡大の一助にと地方の学校を回り体育館の高座にも上がる。時代が移り、煙管、煙草盆、火鉢など演じる当人も聴く人も馴染みのない道具やことば、伝統を伝えていく事に難しさ、面白さ使命を感じている。今、パルテノン多摩でワークショップ“古典芸能わくわく体験ひろばパート2”『噺、話して人気者、かも?』(多摩市教育委員会主催、多摩落語寝床の会企画)で講師を務める。 081201号掲載
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