- 2007-11-01 (木) 22:43
- 学園の詩
「小学校の先生になる」この目標に進む大学3年生の鈴木琴、柴田奈々絵、佐藤雄士の皆さんと出会った。ここは、多摩モノレールの駅から2段階のエスカレーターで昇る『明星大学日野キャンパス』。構内には、今年4月完成の19階建て27号館が聳え立つ。
小学校教諭の免許は、同校の場合「人文学部心理教育学科教育学専修」を卒業して取得するという。
それぞれに、なぜ小学校教諭を目指すのか。
「小学校の時、いつも笑顔で明るく若い女の先生がいました。自作の人形で劇を教えたり印象に残る先生で憧れです」「学校が好きです。一生の職場を学校にしたいと思います。それと、給食が食べたい。プチトマトが好きで、先生は残す子のものをまとめてくれたり…、思い出が沢山あります」「中学校で先生に恵まれました。ひとりひとりの子供に何を伝えたいのか先生の気持がわかりました。小学校は子供と接する期間が一番長く、1年から6年まで成長の相違に興味があります」。
3人は進路を決めた動機に自分の先生の記憶を挙げた。そして、この表現は同時に「先生とは何か」の奥行きを感じさせた。
明星大学は大学の伝統的な教育方針として「自立と体験」を掲げる。3人は既に小学校で教諭のアシスタントなど各現場を体験してきた。いまの子供について偽りのない印象を聞こう。
「元気がなかった。校庭で遊ぶ子供もいるが、外に出ないでゲームの話に夢中になっている」「先生に敬語を使わない。大人が挨拶やごめんなさいも言わない影響でしょうか」「正直な話向上心がなくウザイとかカッタルイといって何事にも興味がないように見える」。
小学校で先生の抱える課題は多くて厳しい。
「仕事には正面から向き合います。児童の親にも職場の先生にも」「常に笑顔で挨拶を。ダメなことはダメとして、社会人として当たり前のことを果たします」「全てに努力と忍耐力で若さを生かした先生を目指します」。
仕事の困難は覚悟している。自分たちは小学校教諭を志す学生なのだ。眼下に広がる立川八王子の市内と遥かな所沢周辺まで一望に収める27号館最上階の談話室で3人は明るかった。071101号掲載
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