高橋市長は市の若き生活環境部長として将来を嘱望されていた。また地域では消防団や伝統芸能保存活動にも積極的に関わっている。市長候補としては無名に近かったが、短い準備期間で保守票1万5462票を獲得し当選、26年間職員として通った庁舎に「市長」として登庁を果たした。

市長室にて稲城市政の抱負を語る
―市長になろうと決意された時期と動機は―
市長 「早稲田で政治を専攻し、建学の“在野の精神”の影響を受けた。就職は農家の長男なので転勤がないことも理由だったが、大企業ではなく市役所に入ることが自分の中では在野の精神を踏襲したつもり。それまで公務員のイメージに多少偏見があったので自分は十年もつかなと危惧したが、市役所に入って市職員の士気の高さを感じ、ここでトップになれるように頑張ろうと思った。政治を目指したい気持ちはあったが、それは周りに推されて出るもので自分から手を上げるべきではないと思っていた。石川前市長の突然の勇退発表後打診され、決意した。子どもの頃児童会会長になろうと思ったことがある。その頃から志は持っていた(笑)」
―母上は選挙戦の時、“一つの灯が照らす先は広くないがやがてその一燈が人々を感化し国全体を照らすようになる”と管子の「一燈照隅 万燈照国」を引用して話されておられましたが―
市長 「多くの人の力が大切だと思います」
―市政への抱負と問題点を―
市長 「都市基盤整備の継続として南武線連続立体交差事業・周辺整備を25年度末までに解消。坂浜・平尾地区及び南山区画整理事業の推進。多摩川衛生組合はCО2削減を図る。ゴミの焼却灰から作るスラグの需要も減少しているのでエコセメントにシフトしていく」
―地域経済対策や防災については―
市長 「具体策としては商品券やリフォーム・耐震工事の補助金で市内の需要の掘り起こしを継続。地域防災計画の見直し建物の早急な耐震診断」
―教育については―
市長 「稲城は地域の教育力が強い、稲城の子どもたちが笑顔なのは地域の人達のサポートのお陰、大切にしていきたい」
―最近、発信力の強い戦闘的な組長さんが各地に出現していますが、目指す市長像は―
市長 「反対のための反対はしない。無用な軋轢は生まないよう少数意見にも耳を傾ける。地方自治体を『地方行政』と『地方政治』に峻別し特色や欠陥を確認していく」
組長に大切なことは結果を出すこと。市長は激務、健康に留意され稲城のために奮闘して下さい。
☆高橋市長プロフィール
1963年生まれ、48歳、血液型B型。85年稲城市入庁、財政課長、会計管理者、生活環境部長を経て出馬。中・高時代はバスケットボール、稲城稲門会ではゴルフ同好会で幹事、ハンディキャップ16、独身 110601号掲載
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