新春ボクシングリポート “幸伸丸”接戦を制す

 函館市恵山町沖合いではタラ漁が盛んな冬場のこの時期、漁船「幸伸丸」も活躍中だ。恵山もすっぽり雪景色、そんな故郷の情景を心に描き、ボクサー“幸伸丸”は今回も孤独なリングへ…。
 12月13日後楽園ホール、日本ウエルター級2位斉藤幸伸丸(輪島スポーツ)VS日本スーパーライト級10位大川康弘(ワタナベ)の67㎏契約の8回戦は、今年4月以降の指名挑戦者に予定されている幸伸丸選手にとって、勝利はもちろん試合内容を問われる一戦だった。一進一退の激しい攻防、2R幸伸丸が攻勢に出ると3Rは逆に相手が攻めた。終盤幸伸丸の有効なヒッティングで大川の右目上をカット。最終8Rもパンチの応酬はあるが有効打は少なく試合終了。判定は2対1のスプリット・デシジョンで幸伸丸の僅差の勝利。やや手数の少なさが気になった。
 「家族や職場を始め多くの人に日本チャンピオンのベルトを披露したい」と新年の抱負を熱く語る幸伸丸選手。今年は卯(兎)の如く大いなる飛躍を期待したい。 110101号掲載