脚下照顧

 8月12日、JR川崎駅構内の自由通路で、エスカレーターの破損した部分に左足を挟まれた女性が足の指先を切断する痛ましい事故があった◆エスカレーターは沢山の大人や子供の利用する便利な機械だ。日本に初めて登場したのは大正3年(1914年)東京・上野の大正博覧会と日本橋・三越店内だったという◆現在では当たり前のように普及しているが、近隣で一般通路のヒットは「京王堀之内駅」出口から南側の高台を結ぶエスカレーターだ。訪れる毎に便利だと思う◆通行人が無理せずに歩けることが「まち」の基本条件として高低差のある多摩センターにはまだエスカレーターが欲しいと思う箇所は多い◆一方、児童や幼児がエスカレーターに楽しく乗るのはいいが、動きながら前や横に靴をこするのを見るとハラハラする。かつて都区内だったか、幼児の運動靴の柔らかい底ゴムが乗っている板と側面の隙間に挟まり引きずられて大ケガをする事故があった。川崎の事故も、上昇中正面の立板の穴にサンダルの先が入っていたようだ◆エスカレーターは踏板の縁を黄色い線で囲ってある。ここをはみ出して乗らないように注意が必要だ。便利な機械も接し方で思わぬ危険物になってしまう。(岩木 伸)070901号掲載

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