八王子の新しい市民会館が来年4月、JR八王子駅南口にオープンする。
八王子市では公共施設としては初めての試み「ネーミングライツ(命名権)」を導入し、スポンサー企業を募っていたが、8月24日、数社の応募があった中から、審査の結果、「株式会社オリンパス」に決定した。
同社は1963年、石川町に事業場(現、技術開発センター)、88年には久保山町に技術開発センター宇津木を設立。現在3600名の社員が在籍し、雇用はじめ経済・文化・芸術の発展に寄与、地域貢献・メセナ活動、経営の安定性が評価され選定された。
“命名権”とは、施設や道路に起業名や商品名を冠した愛称を付け、知名度や集客力の向上を図ろうというもの。
70年代、米国のプロスポーツ界で生まれた広告概念で、我が国では東京都と第3セクター運営の「東京スタジアム」が「味の素スタジアム」と変更されたケースが初。八王子市の導入の目的は自主財源を確保し、市民会館が展開する文化振興事業に活用し、中心市街地の活性化を促進していくこと。オリンパス社の命名権の使用期間は10年間。当初5年間の命名権料は年額2500万円。新会館は収容2021席、舞台と客席の一体感のある設計、最新の音響設備で多摩地域でもトップクラスのホールとなる。
オープンにあわせ、財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団ではオペラやバレエの要素を取り入れたクラッシック公演事業を実施していく予定。
また向こう3年間、国際的に活躍中の西本智実さんをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団を招聘しプッチーニのオペラ「トスカ」上演を予定している。主役のトスカ役の歌手は公募。9月27日にはオーディションが行われる。 100901号掲載
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