ここで…  我が街のタイヤショップ (八王子市)

(有)豊栄タイヤ 社長清水豊さん(56)

 真新しいタイヤの匂い。キビキビと動く明るい従業員たち。ここは『有限会社豊栄(ホーエイ)タイヤ』。社長の清水豊さん(56)が起業したのは26歳の時。「モータリゼイションの波に乗った。野猿街道が拡張されて自社ビルも建て、最初の頃が一番稼いだね」。ビルの横にトラック用タイヤ専門店『タイヤ天国』、京王堀之内駅前に『スポーツ館』と事業拡大。「景気の良い時も悪い時もすべて味わった」。スポーツ館は3年半で閉店したが、常に前向き。「進出も撤退も決めたら早い」。若い頃から大の車好きで、もちろんタイヤは『MADE IN JAPAN』の最高品質だ。「乗り心地が素晴らしく、安心感がある」。長距離でも自らハンドルを握る清水さんにとって高級タイヤは不可欠。しかし、最近の節約志向もじゅうぶんに承知している。インターネットなどで取引される低価格のタイヤに驚きつつも、時代の空気を肌で感じ、良いものならば商売に取り入れていく。「週に1度、1キロ先の店まで買い物に行くために車を所有している人もいれば、ドライブが趣味の人もいる。価格も品質も、お客様を満足させるために日々奔走している。気軽に相談してきてほしい」。
 通常、タイヤの寿命は4年で、夏・冬タイヤを使い分けて乗るのが理想とのこと。大きな倉庫を保有しているので『明日は雪の予報だから、すぐに冬タイヤに取り換えて』などの要望にも対応できるのが強み。大型店などは倉庫に輸送しているために、通常1週間ほどかかる。起業当時に生まれた長男の竜一さん(29)との世代交代も順調。「息子は若者の感性に敏感。私は同世代かそれ以上のお客様の担当。うちは二極化で勝負だよ」と笑った。「子どもを行かせるから頼むよ、なんていう電話をもらうとうれしい。タイヤを通じて親子2世代の付き合いになってきている」。来年は創業30周年。記念セールを予定している。また現在、冬用タイヤの早期割引の予約も受付中。
◆八王子市大塚481 帝京大学前豊栄ビル1F ℡042(676)5260 年中無休 営9時~19時  100901号掲載

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