
手づくりの藤棚の下で
永山駅西側の丘、緑の丘の上に建つ5棟の建物『永山ハイツ』。昭和52年、住宅公団(当時)が分譲、294世帯が暮らす団地。
訪れた日は折しも月1回行われている居住者総出の草刈りの日。五月晴れの空の下、和気あいあい、作業が進んでいた。「ここはどんなところですか?」と尋ねてみたら、声を揃え「自慢したいことがいっぱい!」と皆さん。
「住んでいる人はみんな仲いいの」「ほとんど顔見しり」。入居当時から理事会が築きあげてきた管理体制や行事の伝統が今も引き継がれて根付いているという。その自慢のひとつは「営繕協力会」、原則会員は全員、植栽の手入れ等を行う。「カークラブ」は駐車場の申し込みと同時に入会、料金は月7千円。管理をはじめ駐車場の問題に取り組む。来客用、介護福祉専用のスペースがきちんと確保されており、更にUターンする為の区画もある。居住者全部の駐車場確保すらおぼつかない所もあるのに…。
「活性化委員会」は2部構成、第1委員会は建て替えやエレベーター改善の問題に取り組み、市長や議員を招いて勉強・検討を重ねている。第2は建物以外のソフト面を担当、永山ハイツは“全て自前”が自慢だが高齢化に配慮し、要望があればピロティの掃除や部屋の片づけ等シルバー人材センターに外注も。コミュニティの構築や牽引役は昭和52年入居の服部克己さん、佐藤一公さん、斎藤正二さん(理事長)達だが若い人たちも積極的に参加している。「初めて見に来た時、手入れが行き届いていることが印象的だった、年齢を問わず仲間に入りやすい雰囲気が素晴らしい」と桐生華さん、ご主人の秀樹さんと活躍中。「多摩太鼓」名人の阿部照夫さんが子どもたちに太鼓を教えている。高齢化70%とのことたが敷地内には子どもたちの遊ぶ姿が多く見られ遊具もカラフル。夏まつりには巣立って行った子どもたちが親子で戻って来ると言う。管理組合事務所も開放的。植栽の手入れ機材、ゴミ搬出の軽トラまで完備し、AEDも各棟に設置され、団地内放送で連絡事項はじめ防犯の呼びかけまで。なるほど!自慢したいことがいっぱい!の永山ハイツ。 100601号掲載
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