自治体が運営する病院の存続が難しくなっている昨今、稲城市立病院(一條眞琴院長)はパワーアップしている。
最新の医療設備と機能を整え感染症の診療協力や、臨床研修指定、在宅難病患者の緊急時入院の受け入れ、周産期医療や小児医療にも、公立病院として地域の医療ニーズに応えてきた。患者相談室(アドボカシ―)の設置、電子カルテ導入や、多摩川衛生組合のゴミ焼却の余熱を冷暖房に利用するなど環境問題にも配慮。病気やクスリの知識を深めてもらおうとスタッフによる「健康バンザイ!いなぎ講座」も好評開催中だ。
4月1日より有料の立体駐車場(4階建て)を病院棟西側に開設。収容台数346台、見舞い客を含め一日千人に及ぶ来院者のために整備は急務だった。総工費6億5千310万円、PFI方式で維持管理される。
さらに平成24年には、病院棟東側に外来機能の一部と「検診センター」、プールやフィットネス等のトレーニングジムが入る「健康プラザ(仮称)」がオープンの予定。地下に放射線治療器を導入し、乳癌、子宮癌、前立腺癌等の治療を行う。
一條院長は「治療に加え、予防、健康増進を3本柱に、健康をサポートする強力な施設を目指している」と地域の中核病院としての抱負を語る。 100401号掲載
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