稲城多摩川水神祭、禊(みそぎ)神事に宮司ら5名が参加

多摩川河川敷で厳かに行われた神事

禊神事

 多摩川の押立てや矢野口には渡しがあったことで知られているが、中・下流域には水神様を祭った古い祠が百以上もあったという。
 1月17日10時から稲城多摩川水神祭が北緑地公園前の多摩川河川敷で行われ、水神祭実行委員長・「いなぎ水辺の楽校」代表の高野隆市さんは「多摩川で学習する子どもたちや市民の今年一年の安全、川の無事と皆さんの無病息災を祈念する」と挨拶。また石川良一市長は「阪神淡路大震災から15年、このエリアはスーパー堤防で強化されているが天災はいつ起こるかわからない。水神様に祈る敬虔な気持ちと自然に対する畏敬の念を忘れずにいたい。伝統行事の継承復活は有意義なこと」と述べた。
 河川敷に組まれた祭壇で穴澤天神社(矢野口)の山本頼信宮司により神事が執り行なわれ、神様をお迎えし(降神の儀)、神饌(米、お神酒、地場の野菜、山女など)が供えられた。祝詞をあげ玉串を捧げ、参列者一同低頭(礼をする)してこの一年の安全を祈願。神様をお送り(昇神の儀)すると、禊神事が行われる。川辺に張られた注連縄をくぐり、下帯姿の山本宮司と市民代表の計5名は気合を入れて水温2度の多摩川に入水、左肩・右肩・頭の順に桶で水をかぶり身を清めた。参列者は「ファイト、頑張れ!」など安全や無事を祈る気持ちを込めて掛け声と拍手を送った。禊が終わると参列者にお神酒が振舞われ(直会)た。
 この日は、普段憩いの場として、また環境学習の場として何気なく接している多摩川の安全を祈願し、感謝の気持ちを表す機会となった。 100201号掲載

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