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多摩ニュータウンタイムズについて
多摩ニュータウンの入居開始を控えた1969年、新しい街の地方紙(地方新聞)として創刊し、以来、多摩ニュータウン及びその周辺地域(多摩市、八王子市、稲城市)の皆様に最新ニュースや生活情報などを提供してまいりました。今日まで読者の方々をはじめ皆様からのご支援を頂き、おかげさまで創刊40周年を迎えました。 今後ともご愛読を賜りますようお願い申し上げます。 配布エリア:多摩ニュータウンの全域(多摩市、八王子市、稲城市)

唱歌のことば今ここに 「汽車ポッポ」

 JRや私鉄では昔の姿のまま動くよう整備された蒸気機関車が客車を牽き、人気を集めている。その勇姿が人の心を捕らえるのか。汽車の歌には、“今は山中~”の「汽車」をはじめ童謡にも軽快に走る汽車の歌が多い。昭和2年(1927年)に本居長世が発表した「汽車ポッポ」は急勾配に挑む蒸気機関車を描いた作品だ。「青い目の人形」「赤い靴」「七つの子」などの作曲で知られる本居が作詞も手がけたのが「汽車ポッポ」で、御殿場線をイメージしたものという。
 昭和9年に丹那トンネルが開通するまでは東海道本線は国府津駅から今の御殿場線を通って沼津駅まで迂回して走っていた。国府津からも沼津からも一番高いところに位置する御殿場駅までは坂を上る勾配路線。特に国府津を発車した列車は「鉄道唱歌」にも歌われた山北から駿河小山駅間のトンネルと鉄橋の断続する急坂の区間を走る。このため多くの列車は山北駅で後部に後押しの補助機関車を連結して御殿場駅を目指した。猛煙を吹き上げ後押しする蒸気機関車の響きが本居の心に響いたのだろう。
 この歌は人生にも置き換えられる。困難に遭遇しても家族や友人の協力という“蒸気機関車の後押し”があればきっと乗り越えられる。そう思うと蒸気機関車の出す煙は人の息遣いにも聞こえてくるようだ。 100201号掲載

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