- 2010-02-01 (月) 16:31
- ここで…
次々と来店するお客さんの様々な要望に丁寧に対応し詳しく商品説明する植主昌子さん。聖蹟桜ヶ丘駅東口1分、桜ヶ丘プラザビル1階にある文具店『文具のタイコー(植主光雄取締役)』、大型ショッピングセンターのそばにありながら、40年ここで文具店を営んできた。植主さんが嫁いで来た昭和38年、駅周辺には田んぼが広がっていた。ご主人は会社員だったが、婚家で美容院、万屋を商い、桜ヶ丘駅周辺の道路拡張工事に伴い、昭和45年、現在の地で文具店を始める。
各メーカーのブランド力や高い技術・商品の優れた面を紹介し、文具・事務用品、印章、印刷各種、法令等の店頭販売に加え、WebシステムによりОAサプライ、オフィス生活用品を翌日配達する調達サービス「Smart Оffice」も展開している。また大型店では対応しきれないボールペンの替え芯1本、筆耕や宛名書き代筆もしてくれる重宝な街の文具屋さんとして親しまれている。「文具と言ってもその数3万点以上、PC、コピー機ファクスインクも次々と変わり、仕入れ、商品知識も大変、商品説明も一朝一夕では出来ない奥深さがある。衝動買いの大型店に対し、専門店は目的買いが主、使用目的がハッキリしているからこそ納得してもらえる説明を心がける。お客さんに教えられて品揃えをしたり、カタログを見て常に勉強。ブンボウ具ならぬビンボウ具屋ね」と植主さんは笑うが、文具とお客さんとのコミュニケーションをこよなく愛していることが伝わってくる。「小学4年生の時、その頃学校にあった“購買部”の部員になったの。上級生に助けられてのお店屋さんごっこだったけど、お客さんと直接対話する商売の楽しさを知ったの」。
来店する子どもたちの不作法を親以上に根気良く諭し、お客の健康状態や家庭環境まで気遣い、顔を見て一人ひとりに話しかける。無言で商品をレジに差し出すお客さんも植主さんの言葉に口許がほころぶ。レジ横の募金箱に釣銭を寄付した人には必ず「ありがとう!箱はなんにも言えないから、おばちゃんが代わりにありがとうネ」。
文房具はお金儲けにはならはない。お客さんに教えてもらい、ニーズに的確に応えていくことが“つながり”になり専門店が存続していく秘訣だと植主さん。 100201号掲載
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