- 2010-01-01 (金) 9:55
- 唱歌のことば今ここに
かつては、どこの家でも元旦から始まる祝日を“旗日”と呼び、門前には日の丸の旗を立てて、国旗は身近な存在で愛着を持っていた。
唱歌「ひのまる」は、「春が来た」「春の小川」「故郷」などを手がけた作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一による作品。明治44年(1911年)尋常小学校一学年の唱歌として登場した。今も一部の歌詞を改訂して一年生の教科書に載っている。
純白の地に赤い太陽をかたどった、世界で一番簡素な国旗が日の丸。敗戦による連合軍の占領下で一時は使用禁止とされたが、連合総司令官マッカーサーは日本の復興と尊厳を思ったのだろう、占領中の昭和24年元旦に日本の無制限使用許可を発表した。
実は、日の丸の法制化に関しては昭和6年3月に国旗法案が衆議院を通ったが、会期末と解散のために放置され、しばらく国旗・国歌は法律として規定されず慣習として扱われていた。平成11年になって、国旗・国歌法が制定された。
旗の起源を遡ると、源平時代に源氏が白地に赤、平家が赤地に白の旗を掲げたことに始まる。それがやがて日の丸にまとまり、信長・信玄・家康たちもシンボルに使ったという説もある。
もともと日の丸は日本人の心の美しさ、清らかさ、誇りを表す象徴であった。そして、今も日の丸は「うつくしい」国家のシンボルだ。
100101号掲載
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