10月31日、多摩市立落合中学校(山口順一校長)にて、「道徳授業地区公開講座」が実施された。これは東京都内の公立小・中学で平成10年度より行なっており、学校関係者だけでなく保護者・市民の参加のもとに、学校・家庭・地域社会における道徳教育のあり方や連携について相互の理解を深めることがねらい。
それぞれのテーマに沿って学年ごとに学習した後、全員が体育館に移り、冒険家大場満郎氏(56才/写真)を迎え、講演会「私の冒険人生」が続いた。
ロシアからカナダへの北極海単独徒歩横断を成し遂げるための、無一文からの挑戦。予備知識収集に加え資金の調達、人との出会い。冒険に旅立つまでを自分ひとりで切り開いていった数々のエピソードが会場を沸かせた。そして冒険途中彼を支えた人、言葉。
氏を極限の地に駆り立てるきっかけとなった、出身地山形の伝説の鷹匠との出会いは、会場の生徒たちと同年代の中学2年の時。その時の尊敬する鷹匠の「笑って畳の上で死にたい」という言葉が頭から離れず、29歳で農業を離れ、地球の大きさ・丸さを身体で感じるため数々の冒険に向かって行ったのだという。
話ベタだからと謙遜しながら講演を始めた氏だったが、最後までその熱弁は冷めることなく続き、会場を後にする氏の背後からは盛大な拍手が鳴り響いていた。 091201号掲載
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