大学と地域を結ぶ 大妻女子大学社会情報学部 教授 松本 暢子

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大妻女子大学社会情報学部 教授 松本 暢子

 昨年7月、諏訪商店街の七夕フェスタに「手づくりワッフル」の店を松本ゼミとして出店しました。前年に復活したこの七夕フェスタは、商店街と法政大学の保井ゼミ等との協力によるものでしたが、この活動をさらに広げ、継続するために、私たちも地元の大学として関わったわけです。
 当日は、甘い香りに誘われて多くの方に立ち寄っていただき、様々な住民の方と言葉を交わすことができました。参加した学生たちの多くは、こうした経験が初めてで、不手際が多々ありヒヤヒヤものでしたが、若者のアイデアやエネルギーが期待されていることを各々が感じてくれたのではないかと思っています。
 そして3月には、ゼミでの一年間の取り組みについて、諏訪商店街にある「すくらんぶる~む(NPOまちづくり専門家会議・事務所)」で報告会をしようと声をかけ、彼女たちなりに考えた「諏訪商店街」の空き店舗利用のアイデアと模型を発表しました。内容は現実的ではなかったものの、地域づくりを考えるきっかけになったようです。
 4年となった学生たちは卒業研究として、諏訪・永山地域で子どもの遊び場の調査、住民として調布のまちづくりの研究等を始めています。自分の住んでいる地域について自ら考え、その環境を評価し、よりよいものとしていくことが「地域づくり、まちづくり」の本来の姿です。現在、多摩NTでは多くの住民が積極的に取り組んでいますが、学生にはその実態が十分に見えていないし、重要性が実感を伴ったものとして理解できていないようです。
 だからこそ、七夕フェスタに出店して、住民の方々から褒められたり叱られたりしながら「経験することが原点になる」と楽しみにしています。
 今年は、七夕フェスタだけでなく、「手づくりワッフル」の店を春のオーガニック市にも出店しました。このほか、諏訪地域で活動する学生のネットワークに参加し、諏訪小学校や瓜生小学校での放課後子ども教室等への関わりができつつあります。
 こうした活動を通し、学生自身がそこでいかに学び考える糧とするか。大学の地域貢献の真価が問われていると思うこの頃です。091101号掲載

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