9月29・30日と10月1日の3日間、八王子市立由木中学校の2年生3名が当社で職場体験を行った。
1日目は、「ヤマザキ動物看護短期大学」〈4年制大学認可申請中〉を当紙記者として訪問し取材。2日目以降は、取材内容を記事にまとめ、写真を選んで仕上げた。
この大学では「ティーチングホスピタル」といった施設において充実した実習が行われており、毎年動物看護士を多数輩出している。

校門にある足跡マーク
犬の足跡がシンボル 小島 咲(記)
ヤマザキ動物看護短期大学は動物看護中心の大学で、南大沢に5年前に開学した。日本で『動物看護』単科の大学はここだけだそうだ。この大学の入試課課長の大縄弘之さんが“動物はどうやって社会に役立っていけるか”という話をしてくれた。犬の体温は38~39度と高く、人にとって癒される温度で、犬を抱くとアニマルセラピーとして効果がある。これは研究の1つだそうだ。
この大学には、ティーチングホスピタルという「動物病院を再現した部屋」があり、受付や手術室もそのまま再現してある。またセントフランシスホールというセミナーなどを聞く部屋があり、そこのステンドガラスには犬の足跡のマークが入っている。これはこの大学のシンボルで、校章や名刺、ポスターなどにも足跡のマークが入っている。

看護には必要な手術室
動物も人間と同じ 久保 ひかり(記)
ヤマザキ動物看護短期大学の事務部入試課の大縄課長に話を伺った。
現在日本で飼われているペットの数は約2300万頭(犬1300万、猫1000万)だ。15歳未満の人とペットならペットの数の方が多いという。このペットブームの中で動物の看護を中心とした大学がヤマザキ動物看護短期大学だ。大学の学生数は400名くらいで多くは女子だが、男子も年々増えてきているという。大学で動物の実習をする時、家で飼われている動物を借りている。学校で飼っている動物だと学生に馴れがでてしまうため、緊張感を持って勉強できるのが特長である。
ペットを抱くと温かさがある。それは人にとって癒しの温度なのだ。社会が変わっていく中でペットに対する扱いや、想いなども変わっているのだ。現在人間にとってペットは家族の一員である。

学生によるトリミング実習
時代の変化と共に 古川 彩綾乃(記)
来年4月に4年制となるヤマザキ動物看護短期大学では、動物の医療や看護、理容等に携わる人を育てている。昔は“犬は番犬”という考えが基本だったが現在は人間と同じように生活をしているペットが多い。
この大学では、様々な種類や性格の犬を実習を通して学び、また緊張感を持つため登録された家庭のペットを借りて実習を行っている。これには、大学で飼うと檻に入れなければならないので「学校の都合だけで飼育するのはどうか」という考えも含まれている。
動物相手でも医療関係と聞くとどうしても硬いイメージをもってしまうが、ここでは学生と教員の距離が近く、大学内は和やかで良い雰囲気だ。
時代の変化や教育方法の良さからか、就職内定率は99%と高い。この大学の卒業生によって、人間と動物の関係がもっと良くなっていけばいいと思う。091101号掲載
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