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多摩ニュータウンタイムズについて
多摩ニュータウンの入居開始を控えた1969年、新しい街の地方紙(地方新聞)として創刊し、以来、多摩ニュータウン及びその周辺地域(多摩市、八王子市、稲城市)の皆様に最新ニュースや生活情報などを提供してまいりました。今日まで読者の方々をはじめ皆様からのご支援を頂き、おかげさまで創刊40周年を迎えました。 今後ともご愛読を賜りますようお願い申し上げます。 配布エリア:多摩ニュータウンの全域(多摩市、八王子市、稲城市)

心を潤す水路の清流

  • 2009-08-01 (土) 11:00
  • 生活

 盛夏。路傍の木陰と脚下の透明な水路は乾いた心を潤す。大栗・乞田・三沢の川や静的な池とも違う。この地域で水が走り躍動感のある水路の例を見た。
大丸親水公園  稲城市北部。東西に横断するJR南武線の北側には江戸時代に作られた農業用の大丸用水が流れる。
 水は稲城と多摩の市境付近で多摩川に設けた取水口から入る。その取水口は大正3年に石積の堰となり昭和34年に鉄筋コンクリートの堰となった。
 水流は地域で4本の主流に別れ更に細かい水路となる。この主流のうち幅約3メートルの「菅掘」に沿った水辺に「大丸親水公園」として約1キロの平坦な散策路が整備されている。南武線南多摩駅か稲城長沼駅が両端の最寄り駅だ。
 豊富で透明な水が脚下を走る。オイカワ、アブラハヤなどの魚もいる。大雨で水嵩が増えた時にはアユも姿を現したという。昭和61年の事業で、両岸は石積となり一部の橋下は石積のアーチ型に整備された。
 市内の南武線は平成22年度の完成を目標に高架線工事が進み駅周辺も区画整理が行われている。高架駅と町の整備、調和を考えた休憩所、見通しを妨げる樹木と他の水路の手入れなどが終われば、ここは歴史ある文化財と言えそうだ。
上谷戸親水公園 稲城市南西部。京王線若葉台駅の北方、若葉台一丁目には上谷戸川と周辺の原風景を留めるためニュータウン開発を除外した区画がある。いまもこの森林にはハヤブサの仲間のチョウゲンボウが棲むという。
 若葉台駅~稲城駅のバスで長峰二丁目下車。長さ165メートルの上谷戸橋を眺め脇の階段を20メートル下った谷戸に、平成17年、水車小屋と畑で里村風の公園が作られた。団地の開発に伴い若葉台公園の地下には貯水の砕石槽を設け毎秒3・7リットルの地下水と雨水を蓄える上谷戸川の水源を確保した。水車の回る自然の水は尽きない。
 一角に「体験学習館」があって地域のイベントに使われているが、訪れる人には日陰の休憩所が必要だ。                            多摩せせらぎの水 市内を南北に通る鎌倉街道の東側、多摩市ミニバス東西線の「貝取北公園東」停留所に近く街道と平行して「瓜生せせらぎ散歩道」が始まる。
 永山一~二丁目に亙る約800メートル。タイル構築の小型水路を足元に見る散歩道は4区画に分かれて終端の乞田川に至る。水は近くの瓜生公園の井戸からポンプ送水だが地下水減少のため最初の区画は給水停止で水がない。この先の第2区画もポンプ修理中だったが8月からは2~4区画約650メートルの間に水流が復活する。子供も安全な水路の清流は貴重だ。 090801号掲載

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