- 2009-08-01 (土) 10:55
- 唱歌のことば今ここに
唱歌「鳩」は、明治44年(1911年)尋常小学校唱歌1年生の教科書に登場した。タイトルが「ハトポッポ」となる時もあったが、昭和22年(1947年)まで連続して教科書に採用された唱歌の定番だ。
かつてハトは神社やお寺のお堂の軒先など高い所にいてあまり地面を歩かなかった。子供等が縁台で売っている小皿の豆を撒くと降りて来てついばんでいた。
この歌はハトと人間が良い関係であった時代、はるか遠くの地点から巣を目指す伝書鳩も活躍していた時代だ。
古くは飛鳥時代に渡来し伝書鳩として活用されるのは江戸時代になってから。京阪神地方で商業用の連絡に使われていたこともあるが、それも電話等の普及で遠い昔のこと。
いま、この地域では電車の駅やバス停近くに、トバト(カワラバト)が群れて公害となっている。開発により棲家の森林を壊した人間が悪いという人もいる。トバトの原種はヨーロッパや東南アジアなどの崖に住むハト。マンションや駅など、雨を防ぐ崖のような高所が沢山できたのが人間の近くに群棲する理由という説がある。
一方、ハトには「多摩市の鳥」のヤマバト(キジバト)がいる。羽根に金色にも見えるウロコ状の模様があり、1~2羽を団地の斜面などで見た方も多いだろう。このハトはあまり人前に現れないようだ。
白いハトは平和の象徴。人とハトが共存して、歌詞のように微笑ましい関係を作っていけたらと思う。 090801号掲載
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