新しい介護サービス  「カーロガーデン桜」小規模多機能ホーム

 八王子市大塚にある「カーロガーデン桜」、ここは介護付有料老人ホームカーロガーデン大塚やカーロガーデン八王子に併設された“小規模多機能型居宅介護”施設だ。
 “小規模多機能型居宅介護”いわゆる小規模多機能ホームは介護が必要になっても、住み慣れた家や地域で安心して生活出来るよう、必要に応じて「通い」を中心に「泊まり」「訪問」を組み合せた地域密着型の新しい在宅介護サービスで、平成18年4月、介護保険法改正により制度化され誕生したもの。
 介護保険制度には「デイサービス」「訪問介護」「短期入所」といったサービスがあるが、各サービスを提供する業者が異なる場合、環境やスタッフがその都度変わり利用者に混乱とストレスをもたらす事もある。そうした難点を解消するのが“小規模多機能ホーム”で25人まで利用登録でき、「通い」は1日15人、「泊まり」は9人まで受け入れ、「訪問」はスタッフが自宅に電話する支援もあり、訪問介護より内容が広く、いわば自宅で特養なみのサービスが受けられる。またサービスの質を確保するため地域の関係者が内容をチェックする運営推進会議も設置される。
 事業者は市町村が指定、原則、利用者はその市町村の住民に限られる。月額定額制で一カ月に何度利用しても同額、介護保険利用限度額からはみ出す心配がない。ただしこのサービスと他の事業者の訪問介護やデイサービス等の利用は出来ない。介護度が中重度(3~5)の人が対象。小規模多機能ホームの事業所は09年3月、全国で1903カ所(厚生労働省調べ)、八王子市では4カ所、4期事業予定であと3カ所。多摩市は0。稲城市は今年度中に市有地に1カ所を検討している。「2015年の高齢者介護」では小・中学校区毎に一カ所を整備することが必要としている。住み慣れた地域・自分の家で24時間・365日介護サービスを受けられる小規模多機能ホームは最も親しみのある地域支援の切り札として期待され、参入事業者は次第に増えつつあるが採算的には難しいと言われる中、「カーロガーデン桜」は地域への貢献になるなら、と今年2月、開所した。

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