- 2009-07-01 (水) 16:30
- 学園の詩

左より 後列 大弓、渡辺、井上さん。前列 鈴木、原さん。
多摩市の「恵泉女学園大学」(木村利人学長)には前庭の花壇をはじめ小型の三日月花壇、ハーブガーデン、ロックガーデン、樹木にも四季の花が絶えない。
「ここには花と緑の自然があります。小鳥も多く農場にはキジも現れます」。授業の合間に、園芸の地域活動にも参加する文化学科4年生の大弓夏子、鈴木麻里、原真波、渡辺綾子、3年生の井上美奈子の皆さんが集まってくれた。
農場は校舎東側の丘陵地にある。土に触れ環境を知る園芸は同校教育の柱の一つだ。「生活園芸Ⅰ」が1年次の必修、2年次からは「生活園芸Ⅱ」が選択科目となる。「無農薬で野菜を育てる有機野菜と花の育成も理論と実技で学びます」「野菜にも花が咲いて生命力を感じます」「花をつけた小さなキュウリが忽ち50センチくらいに化けてびっくりしました」。
畑も花壇も教育施設だ。土を運び、土作りから苗を植え、育てる。決して楽ではない。しかし花が咲けば「元気だね、奇麗だね」と会話をかわす時が来る。
チューリップやパンジーの咲く春。アジサイ、ベルフラワーにラベンダーの香る初夏。作物の実る収穫の秋。春の移植を待つパンジー、ヴィオラが寒さに耐える冬…。
「初めて学校に来た時に階段や洗面所にも花が活けてあるのを知りました」。
花のある生活環境は人間と自然の共存、園芸と社会文化との関わりだろう。
学識を社会で生かす。いま校外では多摩センターパルテノン通りの一角に6月は白いアジサイの咲く花壇を手入れしている。
地元の人々と協力して樹木の下にハーブなどを植えている場所もある。
また港区青山の子育て支援センターでは親子と一緒に野菜と花を育てる継続的な親子有機野菜教室が開かれている。
大学で地域貢献の指導に当たるロバーツ美夏さんは学生の社会活動について今後も「持続可能」をキーワードにしたいと語った。
この日の4年生の皆さんに卒論のテーマを聞いた。仮題では「バラの花について」「ベジタブルガーデン」「枯山水庭園」と並んで「花の色は何のためか」に取り組むという。自然は何のために多彩な花を咲かせるのだろう。花のある学園のひと時だった。 090701号掲載
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