大学と地域を結ぶ 「音声や音」を活用して教育実践活動を行う 大妻女子大学社会情報学部教授 生田茂

 前回、細谷先生が「キャーの連鎖」の話を紹介され「子どもの自然に対する興味にはお母さんの影響が大きい」ことを指摘されました。
 今回は、子どもたちや先生の「生の声」,自然の音を活用して筆者らが取組んでいる理科や環境教育を始めとする,学校における教育実践活動の取組みについて紹介したいと思います。
環境や理科の教材を作って子どもたちと関わる!
 多摩川の河岸でお店を続けながら,数十年の長い間、多摩川と人間の関わりを見
続けてきた一人のおばあさんを通して,大都市東京を流れる「多摩川と人間の関わりを学ぶ」教材づくりに挑戦しています。
「困り感」をもつ児童生徒の学習支援教材の作成!
 特別支援学校や通常学校の特別支援学級の児童生徒用の学習教材づくりに挑戦しています。「発音をもたない生徒」とクラスメイトとのコミュニケーションを実現する活動、吃音や構音障害をもつ児童の学習教材の作成などを行っています。
ネイティブの音声入りの英語学習の副読本づくり!
 外国人英語指導員と一緒に,「英語」学習用の副読本づくりを行っています。
 これまで,なぞるとネイティブの発音が聞ける本を4冊発行しています(希望者には配布しています)。
 現在,「世界で活躍した(活躍している)日本人」という副読本づくりに挑戦しています。
教科外の活動の教材作成と教育実践!
 小学校の先生と一緒に、図書委員会の高学年の児童が低学年の児童に「もっと
本を読もう」と呼びかける「図書紹介シート」づくりの活動,子どもたちの作品を制作者の声で紹介する活動,音声入りの学校新聞や壁新聞づくりの活動などを行っています。
新しい援用支援技術を活用して!
 こうした取組みには、「音声をドットコードに変換し、画像やテキストとともに普通紙に印刷するソフトウエア」技術と「印刷されたドットコードをなぞって、音声を再生するハードウエア」技術を用いています。  090701号掲載

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