- 2009-07-01 (水) 14:59
- トップに聞く 《創刊40周年記念企画》

サエラ デ モード 代表 河野英二さん
ヘアサロン「サエラ デ モード」オーナーの河野英二さん(58)は大学卒業後サラリーマン生活を経て美容師に転職、南青山のHORIBEで修行を積んだ。
修行時代、多摩市から南青山の美容室まで通ってくれていたお客様から、「多摩はいい所」「ぜひ多摩にお店を開いてほしい」と声を掛けられた。河野さん自身も「多摩ニュータウンは将来有望なエリアでお洒落に関心の高い人も多い。自分が店を出すならここ」と考え、オープンの2年前には自宅を多摩ニュータウンに移した。
1985年、新都市センタービルの竣工に合わせて開店したが、当時多摩センターはイトーヨーカドーがあるくらいで寂しい場所だった。しかし、郵便局やガス、電力などインフラストラクチュア施設が建ち並び、「多摩の大手町」だと感じた。オープンすると待ちかねたようにお客様が来店し、「こんな店を待っていた」と喜んでくれた。河野さんはお洒落に関心の高い人が多い街なのだと実感し、「この場所を選んでよかった」と心から思った。
多摩ニュータウンは都心からも近く、歩車分離なので安心して子育てできる。緑が豊かで環境も素晴らしい。だが、公団が撤退し、街づくりにまとまりがなくなりつつある。今後の多摩の展望をはっきりさせなくてはいけないのでは、と河野さんは懸念する。
1990年堀之内に「TESSEN」、2000年大塚帝京大学前に「caetla Remix」、05年若葉台駅前に「caetla QUATTRO」をオープンし、現在4店舗を経営する。昨年、「多摩市成人式合同お支度会実行委員会」を河野さんは立ち上げ、多摩市内の美容室が合同で成人式のヘアメイクや着付けなどの支度を行った。思った以上の反響があり、多くの方が利用し喜んでくれた。持続することで地域の美容室の活性化にも繋がるのではと期待している。
河野さんは、美容師の仕事とは一人一人に合ったスタイルを提案し本来の美しさを引き出す、その人の人生が変わるほどの使命であると思っている。さらに美容室をトータルビューティの場と考え、頭皮ケアやリラクゼーション効果がある「アンチエイジングジェルバス」も導入している。
「CAETLA DES MO DES」とはフランス語で「流行あれこれ」の意味。髪形を変えるだけで女性が素敵になり、前向きになり、外へ出掛けていくチャンスが増える。生き方まで変わる。美容師の仕事は素晴らしい、と河野さんは信じている。 090701号掲載
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