- 2009-07-01 (水) 14:53
- 筆舌
7月12日には都議選の投票が行われる。
昭和50年代の前半頃までは、多摩市や稲城市からは都議候補を出せない状況にあったが、日野選挙区から分離された当時の南多摩選挙区は関心も高く盛り上がりをみせた。選挙民の支持を得て当選した都議もその期待に応えるべく数々の政治的業績を残してきた。公共施設などの誘致に積極的な活躍がみられた。もちろん多摩ニュータウン開発の真っ只中という条件に恵まれていたということもあったが。
今回の南多摩選挙区での立候補予定者の顔ぶれを見ても、現職・新人とも市民のためにどれだけの仕事をしてきたのか、あまり印象に残っていない。
多摩ニュータウンは、都や公団により公的開発が進められ、至れり尽くせりの街づくりのためか、地域議員の政治的活動の場が失われてきたように思われる。地域政治家としての都議候補は地域住民のために何をしようとしているのか、地域政治をどう進めようとしているのか、そのことを具体的に強く訴えてほしい。それが有権者の投票行動に結びつけることになるのだから。それが選挙“戦”でもある。
いま、多摩のまちづくりは政治のない街になっているよう思われてならない。
特に、多摩ニュータウン開発の開発利益を得たのは地域住民ではなく、多摩市や公団の職員給与額を日本一に引き上げたことである。
計画的な街づくりとして知られるニュータウン開発も、未利用地の処分については、ところ構わずマンションが建てられており、そのマンションにも緑地部分をなくして道路境界線までギリギリに建築されているなど無計画さが目立つ。
また、最近サンリオピューロランドの前の用地に高層ビルが建った。サンリオには国内外から子供たちが大型バスで訪れる。小山田地区などにも駐車場を確保しているが、多摩市は多摩センター活性化のため「キティにあえる街」として力を入れていることから、施設前の用地はサンリオが使用できるよう配慮できなかったのだろうか。建物全体を背景に記念撮影も出来なくなってしまった。数少ない名所も陰が薄くなった。
未来に希望の持てるよう都議選を見つめよう。 090701号掲載
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