
田中成仁 代表取締役社長
東京ガスのサービス店としてガス器具の販売・修理・サービスや上下水道工事、リフォームなどを事業内容とする。エネスタ多摩・稲城は地域に根ざして成長し、団地住民にとってもおなじみの店である。
創業の起源は大正13年に遡る。石川島重工業(株)が都内京橋区に石川島飛行機㈱を設立したことに端を発する。石川島飛行機(株)は昭和4年立川に移転し、昭和11年立川飛行機(株)に社名を変更。昭和20年終戦と同時に立川飛行機(株)に進駐してきた米軍の極東空軍貨物廠JAMA(Japan Air Material Area)に対して、薬務提供のために残った社員集団をJAMA(ジャマ)と呼んだ。それが社名となり、昭和24年ジャマ工業(株)として、ガス湯沸器、35ミリ携帯用映写機等の製作・販売を行う。昭和27年イカリガス湯沸器の販売を開始し、昭和36年多摩市落合に多摩事業所を開設した。
当時小学校1年生だった田中社長は、立川から多摩村に引っ越してきた。「アニメ『平成狸合戦ぽんぽこ』よりももっと前の風景だった」と懐かしむ。多摩事業所では湯沸器の組立を行っていた。地区で初めての工場でもあり、地域の人たちの歓迎振りはたいへんなものだったそうだ。
昭和40年エネスタの前身となる東京ガス牛込北町サービス店を開設、昭和42年世田谷区松原に本社社屋設立、昭和48年多摩市乞田に東京ガス多摩サービス店(エネスタ多摩)開設、平成6年稲城店(エネスタ稲城)開設、平成16年ガスの点検や検針などのカスタマーサービスを提供するジャマヒット(株)(JAMAHIT)を設立、平成16年にエネスタ日野豊田店を開設した。
「会社は多摩ニュータウンと共に歩んできました」と田中社長は語る。団地への集団入居が開始されると小型湯沸器、FFストーブなどガス器具の整備と設置で忙しくなった。エネスタ多摩・稲城では顧客の8割が団地住民で、お客様との結びつきも強い。より広い家へと団地内で移住する人たちが多く、またガス器具も家の進化と共により安全で快適なものに進化した。環境に優しく省エネ効果があるガス発電システム『エコウィル』の普及、更に今春発売されるエネルギー効率に優れた『エネファーム』は、次世代家庭用エネルギーシステムとして期待される。 090401号掲載
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