- 2009-03-01 (日) 12:15
- 学園の詩
ここはバス通りから坂道を上った高台の「多摩市立北豊ヶ丘小学校」(後藤信行校長)。校庭の一角には学級園や水田があり南側の斜面には自然林が広がる。環境に恵まれた小学校だ。
現在の6年生は2組編成で男子19人と女子29人の総数48人。毎年、児童たちは先生と話し合って卒業記念について考えるようだ。
お世話になった学校への感謝をこめて校内大掃除の年もあった。学級園に立つ学年表示の立札は昨年の卒業制作だった。
そして、今年の卒業制作は跳び箱に絵を描くことに決まった。
体育館には8段の跳び箱が12セットもある。崩して使った時、前の通り積み直すのに混乱する。目印があると積みやすいと言う担任の石田隆彦教諭のヒントから、児童たちは跳び箱に絵を描くことにしたという。 2月23日(月)は制作の日。午後1時に児童たちはチューブ入りのポスターカラーと筆。バケツの水、色を調合する皿などを持って体育館に集合した。
つみ重なった跳び箱の両サイドに描くのはドラえもん、ポケモン、ディズニーのキャラクターなど。大人の知らない名前もある。一台に4人平均がチームの決めた絵を描く。元気に作業にかかった児童たちに聞くと色彩まで熟知していた。
マジックで下絵をかいて彩色にとりかかるが、ポスターカラーは三原色の赤・青・黄と白。石田教諭と山口真実子教諭の指導で他の色は調合して色を出す。初めてのことで色の変化に驚く児童もいる…。 制作は2時間も続き、跳び箱は全てカラフルな絵に彩られた。乾いてから絵にはニスを上塗りすると長い使用にも耐えるという。
同校は再来年の4月、北貝取小学校と統合しこの場所で新しい小学校となる。
平成21年の卒業生による絵のある跳び箱は、その時も元気な児童たちを迎えることだろう。 090301号掲載
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