宮村美紀さん(23歳)、昨年早稲田大学を卒業後、プロ(ミヤムラテニス所属)に転向。切れのあるボレーと果敢なフォアハンド、バックのシングルハンドでトップスピンを打つ、今注目のテニスプレーヤーだ。
美紀さんはテニスプレーヤーとしては恵まれた環境に育った。父は宮村宏さん。多摩市南野の「ミヤムラテニススクール」代表で、学校教材のDVD等でそのレッスンを受けた人も多い。
しかし、美紀さんがテニスを始めたのはは中学2年になって。遅咲きの才能は大学で見事開花し、ユニバーシアード代表、全日本学生シングルス・ダブルスで優勝、さらに4年生の11月、主将として大学王座で団体優勝を飾った。奇しくもこの日、4日は美紀さんの誕生日、胴上げは何よりうれしいプレゼントだった。めざましい活躍を重ね、卒業式では小野梓記念賞、校友会からは稲魂賞を受賞、充実した大学生活を送った。卒業後の進路も各方面から誘いがあるなか、もっとランキングをあげてから、とミヤムラテニス契約プロとして世界を目指すことに。プロ1年目の昨年6月、有明国際オープンであの伊達選手とダブルスで対戦し勝利をおさめ、プロとして幸先の良さを印象づけた。今年2月オーストラリア国際トーナメントに出場、ダブルスで3位と善戦。
取材場所のミヤムラテニスセンターに自分で車を運転して現れた美紀さん、気さくな人柄とチャーミングな笑顔。「オフの時はスパに出かけます。岩盤浴なんか好きです」とニッコリ、今時のお嬢さんの素顔をのぞかせたが、試合の話になるとキリリ「プロになったからには、フェドカップに日の丸を背負って出たい。目標はやはりグランドスラム(全豪・全仏・ウインブルドン・全米オープン)。とりあえずは全米オープン予選に出ること」と話す。コーチでもあった父、宏さんは、「テニスを始めたのが遅く、その分伸びるのも遅い。“玉慣れ”し、これから伸びていってほしい。今年はメジャー大会に出場していく」。夢を継いで活躍する美紀さんに期待を寄せる。
3月9日、島津全日本室内テニス選手権大会に出場する予定だ。 090301号掲載
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