多摩地域伝統の繭玉飾り

八王子市役所ロビーに展示された繭玉飾り

 正月も三が日を過ぎ小正月を迎える頃、門松やしめ飾りを燃やし、一年の無病息災を願う「どんど焼き」が今年も15日を中心に多摩の各地で行われた。
 「どんど焼き」では「習字の手が上がる」ように書初めを空高く燃え上がらせ、三つ又の枝に差した大きめの繭玉だんごを家から持ち寄って焼いて食べる。
 かつて多摩地域の唯一の産業は養蚕であったため、良い繭がたくさんとれますように、と繭玉を作って家に飾った。1月13日~16日、八王子市役所ロビーに、高さ3メートルもの「繭玉飾り」がお目見えし、訪れる市民の目を楽しませた。
 これは地元農家の小池さんや町田さんらが市の依頼を受け製作、伝統行事の再現をしたもので、梅の木の枝に米の粉(上新粉)で作った白いだんごと黄色いみかんを繭に見立てて差し、木の根元には米俵三俵、凶作の時に備えて粟や稗の穂も飾り、紅白の南天を添えて小正月を豪華に飾った。 090201号掲載

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