2月4日は立春。蝶々の舞う季節まではもうすぐ。
唱歌「蝶々」は明治14年(1881)、スペイン民謡のメロディに国文学者の野村秋足が作詞して小学校歌集に発表された。この歌にはスズメを歌う2番もあるが、親しまれてきたのはタイトル通り、1番の蝶々だろう。昭和22年には歌詞の一部を改定して1年生の音楽教科書に「ちょうちょう」として掲載された。
心のなごむ歌だが、いまこの地域の蝶々はどうなっているのだろう。かつて都立稲城高校(現都立若葉総合高校)教諭として地域の蝶を調査し、現在は多摩大附属聖ヶ丘中学高等学校の有岡淳教頭によると、同校自然科学部の生徒達は昨年までに地域で50種類の蝶を確認したという。今は殆どがサナギで越冬中だがキチョウ、ウラギンシジミ、キタテハなどは成虫で越冬するため2月の暖かい日には公園などで見つけることがあるようだ。皆が知っているおなじみのモンシロチョウはサナギで越冬しやがてキャベツ畑などに現れる。街路樹のクスノキには黒い羽根に太い青い線の鮮やかなアオスジアゲハのサナギが春の訪れを待っている。
一方、こうした蝶々とは別に、10年程前に藤沢市で心無い人が放った繁殖力の強い外来種アカボシゴマダラが東京に侵入し、この地域にも増え始めた。生態系への影響を懸念して生徒達は調査を続けている。 090201号掲載
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