- 2008-12-01 (月) 18:25
- 脚下照顧
今年も師走の12月を迎えた。この一年、物価上昇と高齢者目当ての振り込め詐欺、ガソリン窃盗事件などを抱えながらも、この地域社会は全般に平和な日々だったと言えるのではないだろうか◆その基礎となる日本の国はどうだろう。おそろしい刑事事件が続発しても表面的には平和で言論も行動も自由だった。憲法で象徴と定める天皇に嘲笑雑言を尽くしても、どこかの国のように強制収容所送りや逮捕監禁されることもない。また困窮して餓死する人も殆どない◆日本はよい国ではないか。そのためかタガも外れ、儲けと嘘と表面的な謝罪の乱舞する一年だった◆国会は北朝鮮の拉致、北方四島、竹島など外国からの侵略問題には無力のままに、雑な表現の言葉とそれに対する感情的な言葉狩りに熱心だった。そして文字を正確に読めないケースが気になった◆67年前の昭和16年12月8日、米英に宣戦布告した日本は海軍の航空機と特殊潜航艇がハワイ真珠湾を攻撃し新聞各紙は「未曾有の大戦果」と報じた。国民には鮮烈な言葉だった◆これとは別件だが、TVは麻生総理がこのミゾウをミゾユゥと読んでいるなどの誤読を伝えた。野党にも言質(ゲンチ)をゲンシチと読む人がいそうだ◆かつては片山哲・元総理の名前を堂々とオリグチと読む議員もいた。これはギャグか◆ひやかす気はない。自戒を込めて言えばこれらは世代に応じた国語教育と学習に帰着するだろう。国会は先ず国語のタガを締め直すべきだ。各市議会も言葉と表現に留意して頑張って頂きたい。(岩木 伸) 081201号掲載
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