- 2008-12-01 (月) 16:54
- 生活
11月1日、多摩市立落合中学校(山口順一校長)で道徳地区公開講座が行われた。3・4校時は110mハードルでアテネ、北京オリンピックに出場した内藤真人さんの講演会。この夏日本中を沸かせたオリンピックの選手を生徒に会わせてあげたい、という山口校長の願いが実現した。テーマは「夢への挑戦」だ。
~スポーツが苦手だった~
大きな拍手の前に現れた185㎝の長身&スリムな内藤さんは、意外にも「スポーツが苦手だった」。鉄棒が特に苦手で、逆上がりができなかったそうだ。「自分自身はもちろん小学生の頃の友人も、自分がオリンピック選手になるなんて思っていなかった」。
~背が高いからハードル~
それでも走るのが得意だった内藤少年は中学校で陸上部に入部した。ハードルとの出会いは2年生の秋。「背が高いからやってみろ」と顧問の先生に勧められた。最初はまったく飛べず、泣きながら練習した。部活動の後も友人と練習を繰り返した。飛べなかったのが飛べるようになると、楽しくなってくる。3年生の時に、出身地愛知県の中学総体(中学校総合体育大会)で優勝を手に入れた。
~段々大きくなる目標~
「不器用だから、普通の高校に行った方がいい」という両親を、「全国レベルで戦いたい」と説得し、スポーツの盛んな中京大学付属中京高校に進んだ。2、3年生で念願のインターハイに出場、法政大学に進んでからは、「世界で戦いたい」と目標が年々大きくなった。
~陸上競技にゴールはない~
最初は「倒さず越えたい」とだけ願っていたハードルを飛び越えると、文字通り新たなハードルが。現在は日本記録の奪還と、次期オリンピックのファイナリスト(決勝進出)を目指す。
質問タイムでは、生徒から次々と手が挙がった。陸上競技はどんな存在?「自分を育ててくれる。挫折の時も成長できた」。今まで続けられたのは?「好きだったし目標があったから」。怪我をして得たものは?「健康が一番だと改めて思った。トレーニングは必要だけど、しすぎると怪我をするので自己管理能力が大切」。
今日のこの出会いに、多感な未来の種は、むずむずっと刺激を受けたことだろう。内藤氏は「次のオリンピックまでの4年間が、また始まった。お互い頑張っていきましょう」と締めくくった。 081201号掲載
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