昨年の11月20日「児童虐待防止法」が施行された。今年も5月、21世紀はじめての「子供の日」は、この虐待防止法は施行された最初の祝日として厳粛にとらえるべきだ
◆大人が子供を虐待するなど、いけないと誰でも思う。しかし1970年代のアメリカ、80年代のイギリス・ヨーロッパにつづき90年代には日本もこの風潮に侵されていた
◆旧憲法下でも児童の虐待は禁止され、子供を仕事で酷使したり物乞いをさせてはならなかった。しかし今の虐待はちがう。困るのは、親が自分の子供にいらだち異常にいじめることだ◆東京都の多摩児童相談所は多摩・稲城・調布・府中の四市、八王子児童相談所は八王子・日野・町田の三市を担当しているが、それぞれに虐待の相談は増え、多摩・稲城の場合では平成11年度の71件に対し12年度は今年の2月までに百件を越えたという
◆虐待の原因と理由はすべて異なりパターン化はできないという。とくに母親の場合、子供はかわいいのだが、衝動のままに当たりつける情緒不安定のケースがあるらしい
◆その原因は様々でも、お母さんは孤独にこもり一人で考えてはいけない。子供は親の言うことを簡単にきかないからコドモなのだ。即効薬などはない。まず同じ悩みの友人知人と語ったり、相談する勇気が大切だろう。
(岩木 伸)
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