駐車場で塀超しの住宅のために前向き駐車の掲示があるが、守らない人がいる。またバス停では「タバコの投げ捨てはご遠慮下さい」の張り紙や灰皿代わりの空き缶の前で、大人が平気で吸殻を投げ捨てる。目の前に掲示があっても反応しないのだ
◆一昨年八月、神奈川県山北町の玄倉川の中州でキャンプしている人たちに、警察と行政が「夜は増水の危険がある」ため陸上に移るよう再三呼びかけたが「大丈夫だ」と反発して動かず、結局子供もあわせ十三人の死者を出した
◆もともと注意や警告が成り立つのは、出す側が一つの制約を提起して受け手はそれを理解する心の働きが必要だ。いま多くはこの人間的な受入れの緊張感に耐えられず、すぐ反発~無視などの逃避状態に陥るのだろう。機械信仰の時代、いっそ電光掲示板や機器のメールに語らせた方が納得できるのかも知れない
◆一方、住宅付近や路傍には、注意や警告の掲示や看板が沢山あるが、雑多で汚れたものが目立つ。これが狼少年のように誰も本気で眺めない原因のひとつで、掲示する側の努力が欲しい
◆半端な注意や警告なら言わないほうがいい。いま夏休みで子供たちが旅行したり戸外で活動する機会が多い。注意書や言いつけを、かならず守るように教えれば子供は理解し行動するだろう。すべては大人の責任だ。
(岩木 伸)


