先頃、この欄で主婦の声高な会話について書いたところ、葉書で「耳が痛いが、自戒する」などの反響を頂いた。率直なご意見にお礼申し上げます◆この地域の喫茶店で多数の専業主婦らしい人々がお喋りしているのをよく見かける。しかし夕方近く通りがかりに見ると、主婦らしい人はいない。家事があるから帰宅したのだろう。以前から、時間を気にする専業主婦の楽しみとは何だろうという気がした◆育児は人任せ、家事労働には対価としての報酬が必要だ。専業主婦くたばれと主張する人も現れる今日だが、いろんな生き方のできるのが自由主義社会だ。他人を巻き込まず独自の信条で生きればいい。専業主婦とは家庭維持のために価値のある存在で、くたばれとは家庭の否定、引いては崩壊肯定の論理だ◆主婦に育児が加われば精神・身体・経済的に大変なことは容易に想像がつく。相談相手がいないなどの問題は別として、もともと炊事、洗濯、掃除を中心とする家事とは、どこに生きがいを見つけるか難しい仕事ではないのか。喫茶店で主婦が発散するのは悪いことではない◆ここでひと言。男の子には折々に母親の家事を手伝わせること。かならず何かを感じる。マイナスにはならない。
(岩木 伸)

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