今シルバー世代の教祖的存在といえば、聖路加国際病院理事長の日野原重明先生であろう。91歳の高齢で、医療に著作に、講演に正に八面六臂の活躍である。現在までに発表した医療論文は約3200、著書200、最近のベストセラー『生きかた上手』は100万部を超え、3年先まで予定が詰まっているという現代のスパーマンである◆9月の総理府の発表によれば、日本の高齢化率は18.5%(二1362万名)75歳以上の高齢者が1千万名を超えたという。高齢化ではなく、高齢社会がすでに到来している◆奇しくも日野原先生は75才以上の元気を社会に活かそうという「新老人運動」を提唱しておられる。75才から新しい事にチャレンジしても充分間に合うとも説かれる。先生は例外ですよと思いながらも、一方でまだまだ可能かなという希望が湧いてくる◆地域活動や市民運動において、シルバー世代の活性化が期待されている。ニュータウンにおいても、培った知識や経験を活かしている方々も多いが、問題は行動力であろう。「能力を発揮する場に恵まれない」とは、多くのシルバー世代の発言である。先ずは行動すること、参加することから道が拓かれるものと考える。(本吉 寿夫)

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