休耕田が復活 苦労を実らせたい薬科大生
田植え・ホタル・カエル 自然の尊さを実感

 最近、里山の復元・保存活動が各地で活発だ。東京薬科大学(八王子市堀之内)の環境サークル「ASIATO」もその一つ。先月二十二日、堀之内寺沢地区の酪農家・鈴木享さんの田んぼで田植えを行った。

 寺沢は、多摩ニュータウンでも有数の、田園の原風景を残すスポットだ。地域の里山農業クラブの人からの手ほどきで、揃いのつなぎや短パンスタイルで一列になり、十cm程の苗を四、五本ずつ植えつけていく。隣では、土と水をほどよく掻き混ぜ、土をトンボで平らにならすメンバーも。ザリガニ、オタマジャクシ、ヤマカガシ(蛇)も顔を出し、眩しい陽射しの下、歓声が上がった。手作り感たっぷりの田んぼを前に、「自給の楽しさがわかった」と生命科学部のメンバー。精米する迄に八十八の手を加えるという意味が込められた「米」。除草、稲の刈り取り、天日干し、籾摺りと手間暇かけて、おいしい新米のご飯に出会えるのを楽しみにしている。「お疲れ様」と、夕方には豚汁やジャガイモホイル焼きで他校生との交流会、ホタル鑑賞会も行われた。ちなみに近くの「多摩テック」では、今月六日までホタルの結婚・産卵シーズンに配慮して観覧車やスペースショットのライトアップを中止している。

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