都心に通う、サラリーマンにとって、毎日満員電車での通勤は、決して楽なものではない。京王電鉄(本社多摩市)は3月27日京王線、井の頭線、相模原線の全線にわたって、大幅なダイヤ改正を行った。果して、朝夕のラッシュが緩和されたのだろうか。
今回の改正で申し上げたいことは多摩ニュータウンを縦断する、京王相模原線に「特急」が無くなったことである。
京王相模原線は多摩ニュータウンと都心を結ぶ目的で開業したもので昭和49年12月多摩センターまでが開通し、平成二年には橋本までが開業した。 当時は私鉄の新幹線と銘打って、160㌔の速度が出せる、急カーブをなくし全線の立体化を実現し、線路も新幹線並みの規格を採用して、新しい街の 交通機関として特急を走らせ、多摩ニュータウンの中心である多摩センター駅が停車駅となって、多摩ニュータウン全体のイメージアップに大きな役割 を果たしてきた。それが今回のダイア改正で特急を廃止し、急行を走らせ、永山、多摩センター、南大沢駅に停車させることになったものの、多摩ニュ ータウンのイメージダウンは避けられない。昨年は待の多摩都市モノレールも開通し、多摩センター地区のイメージアップにつながるものと期待をして いたが、多摩そごうの撤退によって、その効果は半減してしまった。
今回のダイア改正は多摩センターの衰退に追い打ちを掛けたようなものである。
今まで特急が走っていたものを、廃止して急行に肩代わりさせるなど、都心から近県にかけての鉄道路線でこの様な例は聞いたことはない。
自分たちが住む街が特急も止まらない街となって、さびれてゆく姿を見ていて、この街の政治家たちは何をしているのか、自分は都心に通勤していな いから関係ないと言っている問題ではない。
衰退してゆく街に何の手も打てないような街には愛想が尽きて、若者も出ていってしまう。鉄道からも見放された街に、政治家たちや行政は何の手も 打てないのだろうか。政治家自身が、いや住民までもが衰退していることになってしまう。
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