10月17・18日、八王子市立上柚木中学校2年生4名が当社で職場体験を行った。今回の取材先は、山野美容芸術短大(八王子市鑓水)。美容芸術学科講師で経営学の桜木博士から“美容業界の今”についてお話を聞きまた美容実習や茶室『愛治庵』(旧裏千家「今日庵」)などを見学し記事にまとめた。
驚き!美容サロンの数 鈴木 美優(記)
山野美容芸術短期大学は初代山野愛子学長の長男正義さんが現学長、孫の愛子ジェーンさんが副学長をしている。美容芸術学科の桜木先生は「コンビニとヘアサロンではどちらが多いでしょう?」と質問。答えはコンビニ4万1443店(今年7月現在)、ヘアサロン21万7247店(昨年3月末)で、なんと5倍。しかも廃業率は3%だ。
美容サロンは独立しやすい。定年がないため何才になってもできるし、1日2人だけの接客など自分のペースで出来る仕事だ。不況にも強いので、店舗数が年々増えている。
10月18日開催の〝親子で楽しむハロウィン〟では、ハロウィンメイク・ヘア・ネイルを体験できる。
11月1日の学園祭は、ヘアショーがメインで、生徒が自主的に運営する。桜木先生は、「どちらも楽しいので、是非来てください」と話した。
美容と福祉の二人三脚 橘 有里(記)
誰もが1度は行ったことがある美容院。私たちは八王子市にある山野美容芸術短期大学を訪ねた。女性や男性、誰でも「美しくなりたい」「かっこよくなりたい」と思っているだろう。だが高齢化社会といわれている現在、4人に1人がお年寄り。「行きにくい」「足が悪い」等で美容院に足が運べず、バリカンで切っている人も多いそうだ。そこでこの大学は、美容と福祉の知識と技術を持っていればお年寄りの方も美しく・笑顔になっていただけるのではないかと考え『美容福祉学科』を設立。
そんな個性的なサロンを生み出そうとしている大学で、卒業生が、今後どのようなサロンを作り上げてくれるのか楽しみである。
大学内にあるYCAビューティサロンは一般の人もカットしてくれる美容院だ。大学の教員が対応していて英会話での接客の授業でも使っているそうだ。
顧客満足度の大切さ 鈴木志歩(記)
山野美容芸術短期大学美容芸術学科の桜木孝司先生から美容室経営の話を伺った。『顧客満足』ということがこれからの経営で大切なことと聞いた。満足・不満足の計算式というのがある。期待=成果の場合は満足、期待>成果の場合は満足ではない。期待の方が成果よりとても大きかった場合は不満足。期待より成果がすごく大きい場合は感動・感激となる。不満を感じたお客さんは悪い評判を9~10人に話し、満足したお客さんは良い評判を4~5人に話すそうだ。こうして口コミが広がる。これはディズニーランドや高級レストランにも言えるそうだ。
『顧客満足』の中で〝クレームは宝の山〟と言われ、逃げないで対処していけば変化のヒントはたくさんあるという。
一人一人のお客さんに満足してもらうのは大変だけど、一生懸命頑張っているんだと思った。
美容サロンの未来 飯星葉月(記)
山野美容芸術短期大学ではいま、個性的な美容サロンを開店できるような美容師を生み出そうとしている。
現在は、お客がサロンを選ぶ時代だ。特にこれからのサロンは、八方美人よりもターゲットを絞り込んだ個性的なサロンが生き残る。具体的には、環境を考えたサロン(例えばシャンプーなどの排水を浄化してから流すなどの取り組み)、経営者の趣味(モノトーンを主とした部屋など)を活かしたサロンなどがある。
美容の一流を目指すなら日本文化の〝一流〟に触れるのも必要なこと。この大学には、移築された裏千家今日庵東京道場(現・愛治庵)がある。それらを参考にしたサロン作りをする学生達が将来でてくるだろう。
その中にきっとあなたの理想にぴったりのサロンがあると思うからみつけてみてはどうだろう。 081001号掲載
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