初心貫徹 努力には結果が 黒田雅之さん(稲城市)

トレーニング中の黒田選手。新田ジムにて。 黒田雅之さん。21歳。プロボクシング・ライトフライ級06年度全日本新人王獲得、MVP受賞。東日本新人王技能賞を受賞した新田ジム所属A級選手。
 稲城生れ、稲城育ち。稲城市立第三小から一中へ、生粋の稲城っ子だ。永山高校卒。小1の時始めた剣道は中3迄続け2段の腕前。身長167cm。体重50kg。しかし「剣道は体重別がなく背の高い人にはかなわない、階級性のあるスポーツがやりたい」と思うようになった。高1の頃、立川のジムで軽いトレーニングを始めた。その年の冬、雑誌「ボクシングマガジン」で日本初の国大卒チャンプ新田渉世さん(第32代東洋太平洋バンタム級チャンピオン)が向ヶ丘遊園駅近くにジムを開く事を知り入門。ここに入ってからはモチベーションもスキルも高まった。きつい練習も楽しんでやることが出来、05年プロテストにも合格した。現在新田ジムA級選手として世界制覇を目指す。「才能がありボクシング界でも評価は高い、頑張っていけば世界を狙える」と新田会長。
 黒田さんの日常は稲城・川崎街道沿にあるファミレス「デニーズ」でバイト、高1の頃から6年間ずっとここで働いている。夕方にはジムで中身の濃い練習を黙々とこなす。若いが“努力”と“根気”の人だ。
 ファイトスタイルは右、得意は右ストレート。プロ戦績は13戦11勝(8KO)2敗、KО勝ちにこだわるハードパンチャーではあるが「KО勝ちよりやはり内容が大事」「当面の敵は自分」と謙虚さも。
 5月21日の『新田ジム主宰興行ホープフルファイトVol・3』では橘悟朗(エディタウンゼント)と対戦、序盤はクリーンヒットを重ねるものの相手もタフ、打ち返される場面も、しかし5ラウンドからはアウトボクシングを交え出入りし自分の距離で戦うもKОはならず当人には不本意の判定勝ち、しかし、長年剣道で培った間合いの取り方が活かされた。
 知的な新田会長と孫創基チーフトレーナーに見守られ、尊敬するボクサー、リカルド・ロぺスのようになるのが目標。趣味は散歩、えぇ?若いのに…「稲城の街が好きなんです」と、はにかむ黒田雅之さん。
 稲城にWBA世界フライ級チャンピオン坂田健史さんと黒田雅之さん、稲城のボクシングファンは一層ヒートアップ間違いなし! 080701号掲載

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