英(はなぶさ)英治さん ティアック株式会社代表取締役社長 多摩センターに来ました

080301tiakku-hanabusasyacho.jpg 昨年12月1日、大手電気メーカー『ティアック株式会社』が多摩センターに正式移転した。本紙1月号で触れた通り「ペンタ君」の内部を改装した建物への入居だ。
 『ティアック』は「コンピューター周辺機器」「オーディオ機器」「計測機器・ビデオシステム・医用画像記録装置など情報機器」の高品質メーカーとして知られる。資本金68億円、グループ従業員4400名、東証第一部上場会社。
 地域の新しい会社として英裕治社長(46)に登場して頂こう。成蹊大学工学部出身。ティアック一筋にヨーロッパ駐在の経験を持つ気鋭の経営者。「社員600人と共に多摩センターに参りました。第一印象は街が奇麗で建物も新しい。みんな喜んでいます」。会社の前身は昭和28年創立の音響機器メーカー。昭和39年『ティアック』に改組されたが本社は長く武蔵野市だった。「これまでの本社は建物が古くなり、次第に住宅地に囲まれました。土地など不動産の維持より売却して企業体質の強化を図りたい。ちょうど今年は会社創立55周年に当たります。グローバルな会社として新しい気持ちでスタートする。こんな時にタイミング良く多摩市に移ることができました」「これからの1年で、この新しい地域の様子を知りたいと思っています」。
 建物内部には新しく製品の展示室や業務用スタジオ、試聴室などが設けられた。「当社は製造メーカーですので、もの作りへの思い入れとこだわりが大切です。競争相手は日本国内だけではありません」「ティアックのブランドを一層高める開発を進めて参ります」。
 1階奥の試聴室では、優れた音質が改めて見直されている真空管使用のアンプを、ラッパ型純白の大型スピーカー2基を備えたオーディオセットに組み合わせて音づくりの真っ最中だった。これは音の表現力を問う機器の繊細な調整。レトロな雰囲気に響く高品質の音楽は、ふとセレブな世界への誘いを思わせた。
 一方、建物入口の展示室には「萌える」秋葉原に登場する普及品も並ぶがスタッフは常に進歩の激しい製品開発に燃える日々だ。
 「アイディアやクリエイトに悩んだら近くの中央公園で癒せ。この公園で気分転換を図ろうと言っています」。英社長は多摩市に移転した付加価値を発見しているようだった。 080301号掲載

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