多摩市貝取3丁目自治会(300世帯)・自主防災委員会の斉藤幸竟会長を中心とした夜回りが、年末年始にかけて行われ、夜9時から団地内に拍子木の音が響き渡る。「火の用心」「お父さん、寝タバコはだめですよ」「鍵はかけましたか」などのユーモアを交えた呼びかけに、「ご苦労さん」「故郷を思い出すよ」との声がかかる。防災委員会の会員は現在22名。常に半分くらいの会員で夜回りを行う。斉藤さんは自治会長時代に10棟全部の塗り替えや、修理を手がけ、その後、自主防災組織を発足させた。「防災訓練のほかにも何か活動をしたい」との思いから、20年前から火の用心のための夜回りがスタートした。

餅つきで
住民の高齢化に伴い自治会活動が滞ることのないよう、自治会経験者OBらが『こぶし会』を結成。年間行事の中心的役割を果たしている。
「餅つきも夏祭りも男手がいる力仕事。仲間がいるからできる。みんなで和気あいあいと楽しんでやっています」。
斉藤さんは31年前に入居。「貝取小学校の運動会では、前が見えないほど生徒も保護者も大勢いた」と懐かしむ。お孫さんにも恵まれ、現在は聖蹟桜ヶ丘でリタイア後の仕事に励む日々だ。「仕事の日には1日に2万歩くらいは歩く。仕事が健康法になっている。家にいる時はテレビと喧嘩をしているけどね」と元気に話す。
貝取地区は、保育園や小・中学校が隣接した子育てに絶好の街で、団地の中にも戸建てが建ち並び若い家族も増えた。近所には豊ヶ丘や貝取商店街があり、各商店はシャッター通りにしたくないと頑張っている。
経験豊かなシニア世代の活躍で、自治会から街や人を元気づけているようだ。 120101号掲載
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